幼いころの寂しい、不安、などの体験で、
心にストッパーを作ってしまっているアンナ。
マーニーとの不思議な夏が、自分でも知らない自分の心のルーツを知ることになる話。
自分を知ることは大事。
でもなかなか若い時には気づかない。
自分の性格や特性が、目の前の色々うまくいかない状況を作っているなんて思わない。
そこには何かワケ(トラウマとか傷つく体験)があったからなんて思いもしない。
何だか主人公のアンナに、
自分を重ねるものがありました。
自分がきらい
それだからか周りの人も気に入らない
多感で細かいことが気になる
一人でいるのが好き
自分の生まれた環境に、もっとこうだったらと思ってる自分も嫌い
でも私はアンナほど、早く自分に気付くことはできなかったな。
子どものころにもっと自分のこと理解できる頭があったら、と良く思います。
それだから今頃になって、心の声を聞いて動くようになった。
私は、嫌なこともある程度我慢できるし、
何事も苦手だと思いたくないみたいな変なプライドがあったみたいです。
今もあるのかな。。
嫌なことや苦手なことにも「嫌だ」と感じないような心にいつからかなってしまった。
それってある意味鈍感であることと同じなんです。好きなことにも鈍感になるので。
思い出のマーニーは、
だいぶ大人向けのアニメのような気がします。
ああ、日常からはずれて自然のあるゆっくりした生活の中で、
自分も知らない自分のモトみたいなものに触れ直したい。
そんな事を感じる大人は、結構いたんじゃないかなぁ。