中国を考察する(4) 野田首相の論法は中国に届くのか? | lilychien-fc2012

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27日の国連総会での一般討論演説で野田首相は、
法の支配について演説するという。

沖縄県尖閣諸島の問題、島根県竹島をめぐる問題
についてはそれぞれ中国、韓国と対立しており、この
問題の平和的解決を「法の支配」の重要性を
アピールしつつ各国の支持を集める目論見だ。

「法の支配」いう「法」とは単なる法律ではなく、
正義に基づくところの国際ルールを指すという。

大国の思いやエゴで時に拒否権を発動され、
肝心な時に機能をしない国連・・・それによって
戦争を止められずあるいは戦争被害を助長してきた
そんな国連で、この「法の支配」というアプローチは
各国の賛同を得られるのだろうか?

いや、賛同を得られたとしても次の一手をどうして
いくのか・・・現場海域での対決姿勢を維持しつつ
国際司法裁判所という機関の判断や裁定を
待っている時間があるのか?いや公平な判断や
裁定を下せるのか?

泥沼状態のシリアに対して、手をこまねいて
ほぼ傍観状態の現在、このアジアの問題に
どこまで各国が注目するかは甚だ疑問・・・・。

外交に綺麗事と待ったはなしです。