こんにちは

心理セラピストの野沢ゆりこです。

東京・千葉で活動しています。

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どんな人に向けて活動しているの？

自己否定が強い

自分責め、罪悪感が強い

そんな人が過去はどうであれ、

「私っていいな」に変わるセラピー

を目指しています。

今日は三連休の中日ですね。

外出していたのですが、上着が要らない位、暖かかったです。

老若男女、おでかけの人々をたくさん見かけました。

下町、葛飾柴又駅は、人がどば～っと降りていきましたよ。

親に依存されて育つということ②子供が抱える心理的問題

自分を後回しにする癖の正体

親子の役割が逆転した家庭で育った人は、
外から見ると「しっかり者」「頼れる人」「落ち着いている」と言われることがよくあります。

けれどその内側には、自分でも言い表しにくい生きづらさが積み重なっていることがあります。

今回は、親に依存された子どもが、どのような心理的負担を抱えやすいのかを、ひもといていきます。

もしあなたにも思い当たるところがあれば、自分を責める材料にしないで下さい。

「こういう理由があったんだ」と優しく労わって欲しいと思います。

1. 罪悪感が強い

親の不安や寂しさをケアして育つと、
「自分が離れたり断ったりすると、相手が傷つく」
という感覚が身につきやすくなります。

そのため、

自分の時間を使いたくても断れない
人の期待に応えられないとき強い不安に襲われる
頼みごとを断ると、ひどいことをしたように感じる

という“過剰な罪悪感”が生まれます。

これはあなたが弱いからではありません。
長年「親を守る役割」を続けた結果、心に刻み込まれた反応です。

2. 人間関係で境界線が薄くなる

親との境界線が曖昧だった人は、他者との関係でも同じパターンを繰り返しがちです。

相手の感情が気になりすぎる
不機嫌な人を見ると、自分が悪いように感じる
相手のために尽くしすぎて、いつの間にか疲れ果てる

これらはすべて「あなたの優しさ」の裏返しでもあります。

ただし、境界線が薄い状態が続くと、自分の安全が守れず、疲れやすくなるという負担も抱えやすくなります。

3. “相手の気持ちを先に読む”クセが身につく

親の機嫌を読みながら生活してきた人は、無意識にまわりの空気を敏感に察知します。

ちょっとした表情の変化で気を使う
Noと言う前に「相手がどう思うか」を計算してしまう
人の感情に巻き込まれやすい

こうした敏感さは、本来なら人の気持ちを理解する“豊かな感性”です。

ただ、子どもの頃に“サバイバル”として身につけたために、
自分の心より他人の感情に反応してしまいやすいのです。

4. 自分の感情を後回しにする

親の不安や怒りを抑えるために動いてきた人は、自分の感情を置き去りにすることに慣れてしまいます。

「疲れた」「しんどい」を自覚するのが遅い
悲しいのに泣けない
怒りを自分に向けてしまう
自己主張すると罪悪感が出る

まるで心の声が“音量ゼロ”になっているような感覚です。

でも、本来あなたの感情はずっと存在していました。
ただ誰にも受け止めてもらえなかっただけなのです。

5. パートナーシップで「親の役割」を再現してしまう

親の依存を受け止めてきた人ほど、
恋愛でも同じように相手の面倒を見る役に回りやすくなります。

相手の問題に巻き込まれる
自分ばかり与えてしまう
一人で関係を支えてしまう
依存的な相手に惹かれやすくなる

これはあなたのせいではありません。
“幼い頃に練習した関わり方”が、大人になっても自動的に働いているだけです。

6. 「自分の人生」を生きる許可を出せない

親の安心のために生きてきた人は、
いざ自分の人生を選ぼうとすると、強い不安にぶつかります。

自立に対する罪悪感
夢を語ると“わがまま”に感じる
自分の本音がよくわからない
人生の選択が怖くなる

まるで「自分を生きる」ということ自体にブレーキがかかってしまうのです。

これもまた、あなたがこれまでずっと“他人の人生のために動いてきた”からこそ起こる自然な反応です。

あなたは悪くない

ここまで読んで、胸がざわつく方もいるかもしれません。

けれど、どうか覚えていてください。

あなたがしてきたことは、「生き延びるために必要だったこと」です。

親を助け続けたのも、
自分の気持ちを後回しにしたのも、
自分を責めてしまうのも、

全部、子どもとして精一杯やってきたということです。

弱かったのではなく、むしろ“強くあろうとし続けた”結果です。

これからは、自分のための人生へ

親の依存の中で育った人が、自分を取り戻すプロセスはゆっくり進むことが多いです。それでも、気づいた瞬間から確実に変化は始まっています。

自分の感情に気づいてあげる
小さな「No」を練習する
境界線を作る
自分の安全を守る選択をする

どれも少しずつでいいのです。

あなたの心は、時間をかければ必ず回復していきます。

そして、あなたには「自分を生きる未来」を自分で自由に選ぶことができます。

ひとりで抱えてきた思いに、今日一つだけでも自分の味方になる言葉をかけてあげてください。

「私が私の味方になる」

「私が私を救う」

「私は悪くない」

「私は自分の人生を生きていい」

それらが回復の大きな一歩になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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親に依存されて育つということ② 子供が抱える心理的問題

親に依存されて育つということ②　子供が抱える心理的問題