こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
野沢ゆりこのプロフィールはこちら
どんな人に向けて活動しているの?
自己否定が強い
自分責め、罪悪感が強い
そんな人が過去はどうであれ、
「私っていいな」に変わるセラピー
を目指しています。
今日も爽やかな陽気ですね~
いかがお過ごしですか?
うだるような夏が過ぎたからか、食欲が増してきました。
何を食べても美味しい今日この頃です。。。
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恐怖支配サバイバーと友人関係~揺れる距離感と拭えない不信感~
ここでいう「サバイバー」とは、幼少期の虐待や恐怖による支配、ネグレクトなどの困難な体験を経ても、なお生き延びてきた方を指しています。
単なる「被害者」ではなく、「その状況を生き抜いた人」として尊厳を込めて用いています。
恐怖支配サバイバーが抱えがちな心理的問題をシリーズで書いてきました。
恐怖支配サバイバーと恋愛
恐怖支配サバイバーと仕事
恐怖支配サバイバーと子育て
今回は友人関係について書きます。
友人関係における5つの問題点
1. 距離感がつかめない
問題点
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一気に親しくなりすぎて依存的になる
-
逆に距離を置きすぎて孤立する
-
近づきすぎと遠ざかりすぎを繰り返す
2. 支配―被支配の再演
問題点
-
主導権を握らないと不安になる
-
相手に従いすぎて疲弊する
-
対等さを体験しにくい
3. 本音を出せない
問題点
-
嫌われる不安から、ありのままを言えない
-
我慢を続けて自分を偽る
-
一緒にいても孤独感が残る
4. 信頼のしづらさ
問題点
-
「どうせ裏切られる」と思ってしまう
-
相手の態度に敏感すぎる
-
不安から突然関係を断ち切ることもある
5. 自己価値の揺れ
問題点
-
役に立たなければ存在できないと感じる
-
頼られると安心するが、過剰に頑張って疲れる
-
相手にどう扱われるかで自己評価が大きく揺れる
まとめ
恐怖支配サバイバーにとって友人関係は、
-
距離感の揺れ
-
支配―被支配の再演
-
本音を出せない
-
信頼のしづらさ
-
自己価値の揺れ
という5つの課題を伴いやすい場面です。
けれども、それぞれに小さな回復のヒントがあります。
「少し距離を調整してみる」
「小さな本音を言ってみる」
「小さな信頼を積み重ねる」
――そうした一歩一歩が、安心できる友人関係を築くための練習になります。
回復への具体的な道
-
強い恐怖が出るときは、セラピーを受けることをおすすめします。
専門家の支えがあることで、再演の苦しみを一人で抱え込まずに済みます。
嫌われることが怖くてたまらない
人に裏切られることが怖くてたまらない
人を前にすると、要求を飲み込まないといけないと反応してしまう
気がつけばずるい友人ばかり
ついいい人を演じて本音が言えない
こんな自分なんて誰も好きになってくれないと感じている
このような反応、思い込みの背景には過去の親子関係での愛着の傷つきや、トラウマがあることが多いです。
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境界については、学びと実践が大切です。
「境界を持っても関係は続く」という新しい体験を少しずつ積むことが、安心できる人間関係の土台になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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