こんにちは

ノザワユリコです。

 

 今日は、歯医者さんの予約が入っていて、それも虫歯の治療なのですよ。めっちゃ痛そう、怖い!

なので、重い足取りで歯医者さんへ向かったのですが、なんと私の勘違いで予約日は明日でした。

診察券にもちゃんと書いてあるのに、今日だと思い込んでいたんですね。

 

受付の女性「ノザワさん 予約日は明日ですけど真顔

私「えーはてなマーク 間違えましたびっくり明日また来ます。」チーーーン汗

 

ってなわけで、明日まで恐怖は持ち越しとなりました。

失敗して落ち込み、自己否定して、恥を感じました。

考えたら、そこまで大したミスじゃないんですけどね。トホホ

 

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 今日は、小さい頃から役割で生きてきた。「役割の人生」というテーマで書きます。

 

 

AC(アダルトチルドレン)の6つの役割

 

 アダルトチルドレンは、機能不全家族で育ったことで、小さい頃から役割があると言います。

クリッツバーグというアメリカのセラピストが出版した本の中で紹介されています。

 

6つの役割とは、

「ACOA症候群(The Adult Children of Alcooholics Syndorome)」によると、

 

ヒーロー(英雄)

スケープゴート(生贄)

ロストワン(いない子)

ケアテイカー(世話役)

ピエロ(道化師、クラウン)

イネイブラー

 

自分が6つのうちのどれなのか?を分析するためにあるのではなく、

それぞれの要素が重なっているのものと考えます。

 

私は、ヒーローでケアテイカーでスケープゴードだったかなと思います。

 

私に当てはめてみると、

 

ヒーロー

世間体を気にする親を喜ばせる。

家族の威信にかけて名誉を獲得することを期待され、それを担う。

私が活躍し、誰かに称賛されることで父と母が仲良くなる。

 

ケアテイカー

父の機嫌を損ねないように気づかいながら行動する。感情のお世話役。

母を慰め、愚痴を聞く、励ます役割

感情のゴミ箱役、親の親役

 

スケープゴート

気配を消す、存在を消す役割

父の近くにいたとしても、見えていない、存在していないように扱われるけれど、黙って受け入れる。

 

小さな子供が担うには重すぎる役割です。

本来背負う必要のない役割です。

 

けれどこの役割を担っていないと見捨てられてしまう。

子供は親に見捨てられたら生きていけません。

 

だから子供は黙って受け入れるしかないのです。

この家の中で生きるために。

 

このような家庭の中で、

「ありのままの自分でいる」ことが出来ません。

 

自由で子供らしい子供でいられたなという感覚、

楽しかったなという感覚はありません。

 

安心安全が家庭の中にないと、

自分の中に安心安全を作ることが出来ません。

 

「私は私のままでいい」

「私は役に立たなくてもここにいていい」

「私は出来ても出来なくてもここにいていい」

 

そんな安心安全の感覚を育てることができません。

重たい役割を担って生きる以外ないのです。

 

「私はお父さんお母さんを喜ばせる子になるから居場所を下さい」

「私はここで生きていてもいいですか?」

「私は生まれきても良かったですか?」

 

こんな感覚を持って生きることになるのです。

聞くのが怖いから、ただおし黙って生きるのです。

 

嫌われないように

見捨てられないように

役に立つように

必要とされるように

喜ばれるように

 

子供心に「世間」を意識するようになります。

基準はいつも自分ではなく世間です。

 

両親は世間と比べて私をどう思うのか?

親の目、世間、他人の目が怖くなります。

 

自分に関心を持ち、自分を感じて

自己を育てることが出来ないまま

自分の内側が空っぽのまま

大人になっていきます。

 

 

子供で役割があった人は、大人の役割がつらい

 

そして問題なのは、

大人になってもこの役割を担い続けることです。

 

社会で、ヒーローにならなければ価値がない

自分に高い期待をかけて、自分に負荷をかけて頑張ってしまいます。

 

それが上手くいった時は成功体験になりますが、

失敗した時は挫折感が大きいのです。

 

自分を否定して、自己蔑視して、

周囲を敵視するようになります。

 

自分は本当は何が好きで、本当は何がやりたいかがわからないまま

ただ人に勝つこと、人に認められることだけを目的にしたり

 

意識を外に向けて人の評価を気にするようになります。

自分ではなく、人はどうなのか?が関心事になります。

 

自分がないので周囲に流されたり

誰かの感情のゴミ箱役になったり

 

Noが言えなくて、嫌なことを引き受けたり

いい顔をして自分の意見が言えなかったりします。

 

そして当然ながら大人になったら役割があります。

 

社会人として

妻として

母親として

年老いた母にとっての娘として

 

細かい所では自治会の役員とかPTA役員とか

大人の役割がいろいろありますよね。

 

また、役割か。また頑張るのか...

でも、そんなこと誰にも言えない。

 

私は本音を封印して自分なりの完璧を目指して頑張っていました。

そうするべきだと思ってきました。

 

そうでないと、

「頑張らない私は生きる価値がない」と思っていたのです。

 

そして、

「役割をこなせない私は見捨てられ、居場所を失う真顔

 

でも本当はこの役割の一つ一つが全部つらかったんですね。

無意識でしたけど、「つらいと思ってはいけない」と自分に禁止令を出していたのです。

 

ただ我慢して終わるのを待つしかない

楽しむとは無縁の世界です。

 

こうして私は、原家族の中でも楽しいことがなく

自分で作った家族の中でも、

楽しんで生きるという感覚がなかったのです。

 

子供の時からずっと役割の人生です。

ホントは荷が重いのはもう嫌、疲れてるから何もしたくない。

 

けれどその役割が無くなることも怖いのです。

自分が空っぽなのですから。

 

誰にも必要とされていない自分

無価値な空っぽな自分を感じてしまうのですから。

 

私は自分の役割を担うことで、

人に認めてもらうために、自分の価値を証明するために

頑張ってきたのです。

 

長い時間が流れて、

そんな役割人生も一つ一つが終わり、荷が降ろせる時が来ました。

 

ようやく子育てが終わって自由になったなと思った時

一瞬、すごく身軽になったような気がしたのですが、

 

「疲れたなあ、もう生きてなくてもいいんじゃない?」

って思ったんですね。

 

「役割のない自分」がこの先どうすればいいか皆目わからないし、

「ありのままの自分」って何?って感じで

 

「ありのままの自分で生きていていい」という感覚自体知らなかったのです。

誰かの期待に応えてないと、人に勝って人に認められないと

生きる価値がない、そもそもダメな人間だと思っていたのです。

 

役割がつらい、でも役割なしで生きられない。

ダブルバインドです。

 

人生がこうして行き詰まったことが、リトリーブサイコセラピーに出会うきっかけでした。

このようにして私は心理を学ぶことになったのです。

 

 

私のような人に向けて、どうしたらいいの?

 

子供の頃、自分がどんな役割だったのかを知ることだと思います。

役割を担うことで誰を助けて来たのかを知ること。

 

過去の心の傷を癒していくこと。

大人の自分が心の中に安心安全を育てていくこと。

 

かつての子供の頃の役割を、大人の自分は、

「もうやらなくていいよ」と自分に許可を出すこと

 

「大人の役割」も完璧を目指さない。

その中に小さくても楽しみを見つけていくこと。

 

「大人の役割」と「役割のない自分」両方を作ること、どちらにもOKを出すこと。

何もしない時間、自分だけの時間、好きなことをする時間を作り、育てていくこと。

その育てた世界を広げていくこと。

 

そのために、子供の頃に好きだったことを思い出してみる

ワクワクして楽しかったことを思い出してみる

心が落ち着いた時間や、幸せを感じたひとときを思い出してみる

そこに「役割のない、ただの何者でもない自分」を育てるヒントがあるのではないのでしょうか?

 

私は子供のころを思い起こすと、走るのが好きだったんですね。

その時の躍動感やワクワク感が感じられるものとして、

 

ズンバエクササイズを10年程続けています。

始めた時はあるきっかけがあり成り行きでした。

 

ただ何となく楽しくて続けていたのですけれど。

どうして続けているのかを掘り下げたら、

 

子供の頃のわくわく感が同じだったのです。

 

それからもう一つ、朗読を習っています。

本が好きだったのですね。これも子供のころのわくわく感です。

 

この齢だから、女だから、今更遅いから、みんながバカにしそうだから

出来なくてカッコ悪いから、といろいろと条件をつけないで、

 

誰が何と言おうと

自分が「ただ好き」なものを育てていきたいと思っています。

 

「何かが出来ても出来なくても生きていていい」

「あなたはそのままで価値のある存在」

「自分の居場所を得るのに誰の許可も要らない」

 

のだとしたら、やりたいことは何ですか?

あなたは、「役割」以外で「自分らしくいられるモノ・場所・姿」がありますか?

それは何ですか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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