取り戻したいもの
こんにちは
心理セラピストのノザワユリコです。
知らず知らずのうちに失ってしまったものがある。
それを知らないまま生きてしまって、人生が行き詰ってしまう。いつも同じような問題を抱えてしまう。いつも不安がある、しんどい感じがする。それは何でしょう?というお話です。
私たちは、生まれてすぐから幼少期までに、生き方を学んでいきます。
小さい体で感じ取っていきます。
まずお父さん、お母さんの生き方を自動的にダウンロードします。
人は親と同じになろうとする本能の働きがあるのです。
親の考え方、人への接し方、愛の伝え方、生き方などを取り込んでいきます。
それに加えて、
自分の環境を生き抜くために決めていきます。
私はこう生きよう。
やってはいけないこと、こうであってはいけないことを学んでいきます。
そうでないとこの家では生きられない。捨てられてしまう。
子供は無力ですから一人では生きられません。
毒親、支配的な親、問題を抱えた親など、どんな親であろうとも、親に頼らなければ生きていけないのです。
その為にはこれを捨てなければ。
そのようにして、あるものを失ってしまった。
それは何でしょう?
それは、私自身であること。
私らしさ。「あるがまま」であること。
私の感情感覚を感じて生きること。
自分を大切にして生きること。
そう、生存戦略の為に、「自分自身」を失ってしまったのです。
こんなことはありませんか?
いつもぼんやりして気力が湧かない。
自分のしたいことがわからない。
自己主張出来ず、周囲に流されてしまう。
嫌なことでもノーが言えない。
相手に必要とされるために過剰に頑張ってしまう。
ふと虚しくなる。
過食、アルコールなどに依存している。
漠然とした不安がある。
これ、以前の私は全部ありました。
これ、共依存の人の特徴なんです。
共依存とは、自分主体ではなく他人や周囲を主体とすることで自分を守ろうとする生き方のことです。
周囲の状況に反応して行動する自分でなければ生きていけなかったということです。
親の指示や命令に従うこと、期待に応えること、または理不尽な扱いであってもそれを受け入れないともっとひどい目にあうから従うしかない。
その為に自分の意思や欲求、感情感覚を持っていたら行動できないので、自分を捨ててしまわないと、この家では生きられなかったということです。
例えば、
親が忙しかった。
親が不仲だった。
家族がいつも諍いが多かった。
家族の誰かが依存症だった。
障害を持つ家族がいた。
厳格なルールのある家だった。
感情の交流がない家だった。
成績優秀、いい子など条件付きの愛情しか与えない家だった。
虐待家庭だった。
このような家だと「あるがまま」でいること、思ったことを自由に表現したり、わがままを言ったり、欲求を出したり、感情をストレートに出したり出来ません。
否定されたり、怒られたり、ひどい目にあったり、いやな顔をされたりすると、小さい子供は、もう傷つきたくない、嫌われたくない、悲しませたくない、怖い思いをしたくないと思うものなのです。
自分自身「あるがまま」でいることよりも、自分以外の家族を優先するようになります。
そのようにして「自分であること」を失ってしまったのです。
心当たりがありますか?
では知らず知らずのうちに、「自分であること」を失ってしまって、
そのまま生きていくとどうなるのでしょうか?
誰かの期待に応える為の自分
素敵な理想になる為の自分
世間に称賛される為の自分
親にとって自慢の息子や娘
世間から見て、人並みかそれ以上、またはそれ以下か
すごいねーって周囲から、他人から言われること
他人から見た自分がどうなのか?で生きていくことになります。
じゃあどんな生き方があるっていうの?
私も以前はそう聞き返していました。
私にどうしろっていうの?
今さら、どうしろと?
私は、私のことをどう思えるか?
自分の人生を自分自身で生きているか?
つまり自分を生きてる!って思えるか?
この違いは大きいと思います。
生き方は自分で選べるので、どんな生き方でもいいと思います。
私は失ってしまったのなら取り戻して、自分を生きる醍醐味を味わいたいと思います。
失ってしまっても、取り戻すことができます。
取り戻すんだと自分で決めれば!
今さら、もう遅いと思う必要はありません。
私も、自分を取り戻すと決めたときは、50歳を過ぎていましたから。
リトリーブサイコセラピーは、自分を生きるセラピーです。
幼い頃、失ってしまった「自分自身」を取り戻し自分を生きる。
そのためのお手伝いをさせていただいております。
幼少期、あなたの家の中で何が起きていたのか?
お父さんの生き方は?
お母さんの生き方は?
そこで小さいあなたは、何を感じ、何を身につけたのか?
丁寧に見ていきます。
セラピーで、あるがままではいられなかった小さい自分を迎えに行く。
セラピストと一緒に、当時の様々な感情に寄り添い癒す。
大人の私が小さかった当時の私を慰め寄り添っていく。
ざっくりな説明ですが、このようなイメージです。
人はいくつからでも「自分自身」を取り戻せる。
だとしたら、
あなたはどんな生き方をしたいですか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
で
