こんにちは![]()
女ひとり旅の最終回とブログ記事200回目は、春日大社後編となりました。
今回は、朝拝が終わって神職さんのご案内でお参りした神社の一部と、
特別参拝の撮影が許された部分の写真をご紹介したいと思います。
皆さんと一緒にお参りし、最後にお神酒を頂く所までを、写真に収められたら良かったのですが、
すみません
神職さんがご説明してくれている時に、カメラを構える勇気はありませんでした。
雰囲気をご紹介したい所ですが、写真は終わってから1人で撮ったものです。
↓こちらは、春日大社第一殿の祭神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)様が遠く鹿島神宮から白鹿に乗って降臨したという、
御蓋山(みかさやま)の頂、浮雲の峰にお祀りされている本宮神社(ほんぐうじんじゃ)を拝むことが出来る、
本宮神社遥拝所(ほんぐうじんじゃようはいしょ)です。
普段は禁足地となっていますが、年に4回の春日山錬成会などで、精進潔斎の上で特別に参拝が許されるそうです。
今の時期(4月下旬でした)だと、山蛭が出て血だらけになるそうです![]()
↓少彦名命(すくなひこなのみこと)様を祀る一童社(三輪神社)です。
子孫の繁栄、子供の無事成長をお守りくださる神様だそうです。
↓向かって左が倉稲魂神(くらいなたまのかみ)様を祀る広瀬(ひろせ)神社です。
おいなり様とご同神で衣食住をご守護くださる神様だそうです。
右が一言主神(ひとことぬしのかみ)様を祀る葛城(かつらぎ)神社です。
心願成就の神様、一言(一つの祈願)を願えば叶えてくださるといわれているそうです。
↓こちらは、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)様、伊弉冊尊(いざなみのみこと)様、神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)様を祀る
三十八所(さんじゅうはっしょ)神社です。
正しい勇気と力をお授けくださる神様だそうです。
神様のものすごいパワーが写り込んでいます!![]()
と言いたい所ですが、逆光で撮ってしまいました![]()
↓反対側から撮ったら普通でした![]()
↓蛭子(ひるこのかみ)神様(えびす神様)を祀る佐良気(さらけ)神社です。
商売繁盛、交渉成立をお守りくださる神様だそうです。
↓人が生涯を送る間に遭遇する様々な難所をお守りくださる神々が、
若宮様を中心にお鎮まりになられているという若宮15社めぐり。
そんな道を歩いている時、ここに居る幸せを感じました![]()
↓そして、正しい知恵をお授けくださる、天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)様を祀る若宮(わかみや)神社です。
大きい神社なので最後にしました。
上の方に写った丸い光と降り注ぐ白い光が、神々しさを演出してくれた気がします![]()
↓若宮神社は「春日若宮おん祭」で知られる神社ですね。
1136年、関白藤原忠通が五穀豊穣、国民安寧を祈願し、始められてから880年以上に渡り、途切れることなく続けられているそうです。
12月15日~18日に行われ、その中心行事は17日の「御旅所祭(おたびしょさい)」で、
神事に続いて、夕刻から深夜に至るまで、他に例を見ない数々の芸能が奉納され、芸能史の博物館ともいわれるそうです。
是非、許される範囲で観てみたいですが、お祭りの時期に来るのは難しそうですね![]()
↓屋根から水蒸気が出ているのが分かりますか?
前日の雨が陽の光を浴びて蒸発しているのですが、これも自然(神様?)が描く神秘的な演出ですね![]()
↓向かって右の建物、拝舎(はいのや)の屋根からも水蒸気が出ていました。
若宮御本殿の前には、この拝舎と細殿(ほそどの)・神楽殿(かぐらでん)があり、ここで祭事には神楽が奉奏されているそうです。
↓他にもいくつか神社でお参りしましたが、全部は紹介しきれないので、
ここからは、大宮(国宝御本殿)特別参拝で、撮った写真をご紹介します。
御本殿とお社は撮影禁止で、回廊と燈籠は撮影OKだったのですが、写真の隅に入ったりしないか、かなり気を使う様でした![]()
↓前回も載せましたが、特別参拝マップです。
現地にも拝観順路の看板がありましたが、何故か同じ所をグルグル回りました![]()
次の看板は?
と探していたら、女性2人連れの方が「春日大社の中で遭難しちゃうね
」と冗談を言い合っていました。
あの~拝観料を払った時に貰ったパンフレットに順路マップ載ってましたよ~![]()
って実は私も自宅に帰ってから気が付きました
そりゃ大抵載ってますよね![]()
こういう時、男性がいるとマップの存在にすぐ気が付き、正しい順路で拝観させてくれるのでしょうね。
でも、同じ所をグルグル回ったり、迷ったりしながら、女性は思わぬラッキーに出会ったりもするんですよね![]()
時々「ゲゲッ」というケースもありますが・・・![]()
↓燈籠に挟まれた東回廊です。
↓万燈籠を再現した藤浪之屋(ふじなみのや)です。
春日大社は燈籠がたくさんあることで有名ですが、平安時代から現在まで奉納された燈籠がおよそ三千基あるそうです。
↓ちょっと変わった色になる様に撮ってみました。
2月の節分と8月14日・15日の年3回、すべての燈籠に浄火をともす春日万燈籠の神事を感じられる様に、
江戸時代まで神職の詰所であった、この藤波之屋を開放したそうです。
確かに闇の中に燈籠の光が並ぶ様は、とても神秘的でした![]()
↓屋外もやはり燈籠が並びます。
↓ここにも藤が少しだけ咲いていました![]()
↓石燈籠も雰囲気を作っています。
↓そしてこちらは、特別参拝所から出て、奥に見えるのは清浄門です。
↓さて、名残惜しいですが、そろそろ帰りの時間が気になる所です。
↓勇気を出してシカさんを撫でた所を撮ってもらいました![]()
星型で隠すよりピグの顔の方が良いというコメントをいただきましたので置き換えました![]()
<参考文献:宝島社 別冊宝島2507号 春日大社 1300年の聖地、春日大社公式サイト、パンフレット>
地獄表は神の御側に
朝拝で貴重な経験をさせてもらい、美しい景色とお社に満足した私は
、
シカさんと一緒に記念写真を撮ってもらった後、帰路に着く事にしました。
沢山の荷物を持って帰りの通勤ラッシュに巻き込まれたくなかったのと、
バロンがペットホテルから戻ってくる前に、荷物の整理をしたかったので、
16時過ぎには自宅に到着したいと思っていました。
そうすると、11時53分発のみやこ路快速に乗るのがいいのですが、
気付いた時には11時になっていました![]()
約50分間でホテルに戻り、預けてある荷物を持って、JR奈良駅に行かなければ。
バスに乗れば余裕だねと思いつつ、春日大社本殿前のバス停に到着しました。
えーーと、次のバスは?
ゲゲッ!![]()
こっ!これは、もしや、あの"地獄表"!?![]()
あまりにも本数が少なく、もはや"時刻表"というより"地獄表"だと、
仏像探訪の番組でいつも笑わせてくれる"みうらじゅん"さんが、何かの番組で言っていたものが私の目の前にありました![]()
六条山や法隆寺に行く人にとっては、"時刻表"ですが、
私の様にJR奈良駅と近鉄郡山駅に行きたい人にとっては、まさに"地獄表"![]()
まずい、他にバス停があるのかも!
と見回し、停車中のバスを発見![]()
運転手さんが乗っていたので、「すいません、JR奈良駅まで行かれるバス停はどこですか?
」と訊いてみると、
「そこだよ
」と言いながら指をさしたのは、先程の"地獄表"![]()
「あの、時刻表を見たら本数が・・・
」
「ああ、少ないね
」
って無いじゃない、明日の朝8時台まで無いじゃない!
今日はもう使えないバス停をフツウ教えますか?ここに一晩泊まれとでも?![]()
という、心の中のツッコミは脇に置いて、
「下の道なら結構本数出てるね。かなり下りていくようだけど
」の言葉にお礼を言って、走り出しました。
タクシーで帰る方法もあったのですが、乗り場を探す時間も惜しくて進み始めました。
焦りつつも、幸い分かりやすい坂道だったので、10分ほどで初日に使った奈良国立博物館前のバス停まで来られました。
結局、20分前には駅に着きました![]()
もう少し、ゆっくり歩いても良かったのかな?と思いましたが、
バス停に到着するとすぐにバスが来たので、これを乗り過ごしていたら、どうなったか分かりません。
神様の御側で"地獄表"を見る事になるなんて・・・![]()
バス停に着くと同時にバスが到着した事といい、
神様もドタバタネタを用意しておいてくれたのではないかと思えました![]()
↓帰りに撮る事になった、春日大社表参道入口です。
あっ、このアングル観てくるの忘れた
と最後に気付きました。
↓最後に1枚だけ撮ってあった親子の鹿です![]()
ワンコとか毛並みが揃っているのは、やはり人がブラッシングするからなのかな?と思いました。
神様のすぐ御側で"地獄表"を見て慌てふためいたり
、
この後も、新幹線をスイカで乗ろうとして慌てふためいたり(普通の有料特急は乗れるのに新幹線はダメなんですね)![]()
最後の最後まで、ドタバタの旅でした![]()
でも、思い返すと、それもまた味わい深い旅にさせてくれた経験のひとつひとつでした![]()
そして、その旅がとても楽しかったと、形作ってくれたのが、
このブログであり、お付き合いしてくださった皆さまのお陰だと思います![]()
奈良・当尾 女ひとり旅はこれで終わりです。
長い間、ありがとうございました![]()
↓最後にお付き合いくださった皆さまに 福とーどけ!![]()
長くなりましたが、ここまでご覧いいただき ありがとうございました![]()


























