ホミン小説「秘密」#48「Contact」 | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

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ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」

 

 

 

#48「Contact」

 

 

 

 

壁際に追い詰められたChloeは

言い逃れは出来ないと観念し、

はっきりと「黒い靄」と言った。

それも、ユノよりもずっと、

詳しく知っているような口ぶりで。

 
「いま、間違いなく黒い靄、って言ったな。君にも見えるのか?」
 
「見えるかどうかで答えるなら、私には見えない」
 
「"私には"ってどういう事」
 
「あれは、限られた人にしか見えないもの」
 
「限られた人って?」
 
「分かってるはずよ。あなた達」
 
Chloeが誰を指しているのか、
言うまでもなくユノは察した。
黒い靄はとても危険なものだという事も。
けれど、一番不可解なのはChloeがすべてを
見透かしていたかのように
落ち着き払っている様子だ。
 
「Chloeは知ってたんだな。俺たちの目の前に黒い靄が近付いている事を」
 
「そうね。そろそろだと予測はしていた」
 
「そろそろ?どうして?」
 
「さっきも言ったように、あれは邪悪の塊なの。あなた達の幸せを妨害するためのね。怨念、、、とでも言った方が分かりやすいかしら」
 
「この世に生まれてから30年ちょっと生きてきたけど、そこまでの恨みないを買った覚えなんてないぞ」
 
 
 
 
Chloeはうんうんと頷いていたが、
それに対して一言だけ返事をした。
 
「この世に生まれてからは、ね」
 
「この世に、って、、、あ、Chloe、待って、」
 
ユノはもっと掘り下げて話をしたいところだが、
Chloeはユノの横をすっと通り過ぎ、
オフィスに向かって歩き始めた。
仕事前の朝なのだから、これ以上引き止めるのは無理というもの。
仕方なく、ユノも後に着いて廊下を進んだ。
 
オフィスに到着するまでの間、
ふたりは何となく黙り込んでいたが、
入口の少し手前でChloeが急に立ち止まり、
シリアスな口調で気になる事を付け足した。
 
「これからもっと酷くなっていくと思う。なるべくチャンミンと一緒に居た方が良い。今も一人で留守番させているのでしょう?」
 
「あー、一人なのかな、、、一人じゃないかも」
 
「え?、、、じゃないって、なによそれ」
 
「今朝、隣に住んでるって人が来たんだ。どっちにしろ気になってたから連絡してみるよ」
 
「そうなさい。あ、でも、5分で切り上げてデスクに着いてね」
 
そう言い残してChloeはオフィスに入って行った。
ユノは内ポケットからスマートフォンを取り出すと、
ちょうどカカオの着信音が鳴ったところ。
送り主はチャンミンだ。
急いでアプリを起動させた。
 
「今日も仕事頑張ってね^^せっかくだから夕飯作って待ってるよ」
 
「あいつ、、、(笑)」
 
顔文字入りの他愛ない内容に、
思わず口元がほころんだ。
 
「ところで、ヒチョルさんはまだ帰りそうもない(笑)、この人とても失礼なだけど、やっぱり何だか面白いw]
 
「ったく。すぐ帰れって言ったのに。、、、まさか、あのヒチョルってやつが"邪悪"なものじゃないだろうな。、、、Chloeはなにか知ってるのかも、、、」
 
途端にユノの胸の内は騒めき始めた。
Chloeに今すぐ確かめたいと思ったが、
ひとまずチャンミンに返信を打つのが先だ。
気持ちが逸るため、短い文章のシンプルな返事。
 
”夕飯楽しみ。なるべく早く帰る。腹を空かして帰るから覚悟しといてw"
 
その後に、ヒチョルに気を付けて、と打ち込んだのだが、
根拠もないのに決めつけるのは良くないと思い、
その部分は削除して送信した。
 
 
 
そしてまた、内ポケットにスマートフォンを戻し、
ガラス張りの壁からオフィスの中を見ると、
既に殆どの社員が出勤しており、
各自が仕事の環境を整えながら朝のひと時を過ごしていた。
 
いつの間にかドンへも出社して、
仕事で使うだろうファイルに目を通しているのが見える。
仕事熱心なのは高い評価を得るに値するが、
その反面行儀が悪く、靴のままデスクの上に足を上げていたために
そこを通りかかったChloeに、結構強めに鞄で小突かれていた。
 
いつもと変わらない風景のはずだが、
どこか異空間にでも迷い込んだような感覚に陥った。
それが何なのか意識の中を探し、記憶を遡る。
視線は空中に留まったまま。
ほんの1、2分の事だっただろうけれど、
ドンへが後ろから抱きついてきたのをきっかけに
集中力が途切れ、周囲の騒音が一気に聞こえた。
 
「なーにしてんだ。こんなところに突っ立ってないで仕事仕事。まさかサボる気じゃないだろうな~」
 
「んなわけないだろ(笑)」
 
ドンへはまるで操り人形でも動かすように、
ユノの身体を押しながらオフィスの中を歩かせ始めた。
 
「ところで、どう?体の調子」
 
「体?別にいつもと変わらないけど」
 
「へー、、、野暮な事とはわかってるけどさ、その、、、ちょっと気になって」
 
「ったく。、、、俺はチャンミンを大切にしたいの」
 
「、、、あー、そういう事ね。とりあえずまだ何もナシ、と。はいはい」
 

サラリと返事をしながら
ユノのデスク方向に通路を曲がりかけたが、
それまで大人しく従っていたユノが
突然方向を変えてChloeの方へ向きを変えた。
背中に張り付いていたドンへは振り回され
危うく転びそうになりつつも、
今度は逆に従うしかなくなった。

オフィス前方、センターに位置するChloeのポジション。
その正面に立って問いかける。
 
「Chloe。ひとつだけ聞いていい?今すぐ確認したいことなんだ」
 
「もうすぐ朝礼だから手短にね」
 
忙しそうに多くの書類を仕分けしているChloeは
その手を止めずに応じた。
 
「さっき言ってた邪悪なものってさ」
 
「、、、その事ね。なに」
 
「もしかしてヒチョル、って名前のやつか?」
 
Chloeは驚いた様子で
ユノを通り越してドンへと顔を見合わせた。
そして、その質問に答えたのは
Chloeではなく、ドンへだった。
 
「それは違う。むしろ逆だよ」
 
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
 
 
お久しぶりです( °∀° )/
 
大阪から帰ってきました♪
 
今回の上京は、
ビギイベはもちろんなんですが、
もうひとつ大きな目的がありまして、、、
 
そう、、、
 
ニューハーフショーハウス
に潜入する事キラキラ
 
アタシの方がニューハーフっぽいというね、、、
 
詳しくはこちらで~♪
 
 
 
今回は数年ぶりに鶴橋にも行ってきましたが
以前のような活気はなく
グッズも、東方神起のものはほぼ無くて
若干寂しかったなぁ、、、
昔は東方神起がメイン、ってくらい
いっぱいあったんだけどねぇ、、、
時代は変わっていくのね(つД`)
 
 
しかしながら
今回もとても楽しい遠征となりました♪
過去最高、ってくらい
刺激的だったキラキラ
ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
 
 
 
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
 
 
 
カレンさん
bubuichiさん
 
コメント、メッセージありがとうございました♪
嬉しいなぁ~~ユノサイハート
リコメ完了しています(*゜▽゜ノノ゛☆
 
 
nanomarirunanomariruさん
アメンバー申請ありがとうございましたハート
ゆうべ承認させて頂きました♪
どうか今後ともよろしくお願い致しますうちわ
 
 
※よくあることなのですが、アップした記事を後で読み返して、
言い回しや読みにくい流れの部分など、
手直ししていることが多々あります。
もし読者様の中で「あれ?」と思われた方がいらっしゃいましたら、
そういう事情ですので、そのままスルーして下さいませ苺
 
 
いつもありがとうございます♪いちご。東方神起いちごちゃん。
 

 

 

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