ホミン小説「秘密」#30「Confession」 | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

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ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」

 

 

 

 

#30「Confession」

 

 

 

 

 

翌朝ユノは、スマートフォンの着信音で目を覚ました。

けれどそれはいつものアラームだと思い、

目も開けずに手探りで音を消して

そしてまたモゾモゾとブランケットに包まった。

 

ところが、1分も経たないうちにまた着信音が鳴る。

iPhoneのスヌーズ機能なら9分後のはずだ。

変だなと思いつつも数十秒ほど放置していたのだが、

鳴り続ける音を聴いているうちに

ぼんやりしていた頭が、少しずつ冴えてきた。

 

 

「、、、設定間違えた、、、かな?、、、まさか、、、電話?、、、こんな早朝にあるわけないか、、、いゃ、これ電話だ!」

 

 

ブランケットを蹴飛ばして、

慌ててスマホを手に取り画面を見た。

 

 

「、、、Chloe?そういえば今日から出社って言ってたっけ、、、はいはーい、ユノです」

 

「おはよう。Chloeだけど、まだ寝てた?ごめん」

 

「あぁ、いゃ、ちょうど起きる頃だから大丈夫。それより、どうしかした?こんなに朝早く」

 

「私、昨夜帰国したんだけど、、、ちょっと話したいことがあるの。少し早く出社できない?」

 

「分かった。あ、、待って、、、」

 

「分かってる。チャンミンには連絡しておくから今朝の料理教室は諦めて。私はこれからすぐに家を出るつもり。あなたも支度が出来次第こちらに向かって」

 

 

Chloeはいつも、仕事中はとても真剣で

友達同士であっても甘えなど無い。

トラブルが生じれば尚更厳しく、

時間も構わず対処にあたる。

そんな彼女だからきっと、何かあったのだろうと思い、

ユノは話しながらも既に、身支度に取り掛かっていた。

 

「了解。あと10分で出るよ」

 

 

 

会社に着くと、当然まだ人っ気は無く、

唯一誰よりも早く勤務に就く警備のおじさんが

ユノに声を掛けた。

 

「おはよう、今朝は早いね」

 

「おはようございます。ちょっと呼び出しで(笑)」

 

「くろえさんの車もあるから気になってたんですよ。あぁそうだ!2人とも独身なんだし、付き合っちゃいなよ!」

 

「あは(笑)、それはきっとChloeさんが拒否しますよ。じゃ、今日もよろしくお願いします」

 

 

陽気なおじさんを軽く躱(かわ)して、

ユノは急ぎ足で部署に向かった。

既にブラインドは開いており

Chloeは席でパソコンを立ち上げているらしく

カチャカチャとキーボードを打つ音がフロアに響いていた。

 

 

「遅くなって申し訳ない。おはようございます」

 

「おはようございます。ごめんね急に」

 

「それは全然構わないけど、帰国早々なにかトラブルでも?」

 

「トラブルを回避するための対策、、、と言った方が良いかも。、、、私、居てもたってもいられなくて」

 

「そう、、、Chloeがそんなに焦る姿って初めて見た。よほど緊急らしいな。いったい何事?イタリアで何かあった?」

 

 

 

するとChloeはいきなり立ち上がって

両手で頭をガシガシ掻きむしり、

腕組みをしたままうぅ~んと唸って目を瞑った。

ユノの言う通り、いつもと様子が違う。

例えるならまさしく「挙動不審」。

 

「あの、、、本当にどうかしたのか?大丈夫?」

 

「、、ごめん、仕事に関する事なのかそうでないのかはっきりわからないんだけど、本人に確かめるのが一番だと思って、、、。あの、あなた、婚約者がいるのね?」

 

「それはそうだけど、それがなにか、、」

 

「私、この間から出張でイタリアに行ってたでしょう?偶然知り合ったご婦人が、あなたのご近所さんだったんですって」

 

「へぇ。誰だろう。あの頃よく色んなところに出歩いて色んな人と仲良くなったからなぁ(笑)」

 

「婚約者の方もよくお家にいらっしゃってたって、、、あぁ、ううん、それは良いの。プライベートだもの、、、問題はここから。、、、あなた、チャンミンの事どう思ってる?なぜチャンミンの店に、、、っていうか、どうしてここに来たのかしら」

 

「え、、、、」

 

 

 

「チャンミンの事、さも初めて会ったかのように振る舞ってたけど、あなた本当は彼の事知ってたんでしょう?よくよく考えればあり得ない事じゃない。彼の留学先はイタリアなんだもの」

 

「、、、それで、君はそのご婦人から何を聞いたの?そして、僕にどう答えて欲しいのかな、、、」

 

「わたしが聞きたいのはあなたの、、、いいえ、あなたとあなたの婚約者の目的よ。チャンミンを利用するつもりなら、それは絶対に反対する!」

 

 

Chloeはそう言い切って、パン!と机を叩いた。

 

 

 

 

ユノとChloeがそんな話をしている頃、

チャンミンはいつものように「ShimLee」をオープンしていた。

ここ最近は毎朝ユノが来て、時には鬱陶しいくらい騒々しかったのに

急に来ないとなると物足りない気がしていた。

 

「Chloeさんも帰国早々、早朝出勤なんて大変だなぁ。ユンホにも手伝ってもらわなきゃいけないんなら海外の仕事かな。二人ともちゃんと朝ご飯食べたのかなぁ、、、あぁもぅ、すっごく気になる」

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

 

 

おっとこんな時間。

※書いてる今は深夜2時半過ぎです。

 

 

今日は飛行機でひとっ飛び

東京ドームまでいってきます東方神起

 

 

早く寝なければ

飛行機に酔っちゃうぜ

 

 

 

 

 

 

 

常連のみなさま、

いつもありがペンライトございます♪ユノサイ

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ありがうちわこじか

 

 

 

 

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