Tranquilizer
今までどのくらいあなたと
唇を合わせ
身体を重ねてきただろう
あなたを手に入れた今でさえ
あなたが欲しくてたまらない
そんなこと
僕ばかりが思ってたとしたら
「、、、チャンミン、調子悪い?」
「え、、、」
「なんかうわの空だろ。、、、シたくないなら無理しなくても、」
「えっ、、、違う、違うよ、ユノ。そうじゃないんだ。、、、ただ、」
「、、、ただ?」
「ううん、、、良いんだ、、、キスして」
幾度となく
アタマを巡る問いかけは
あなたに抱かれると
いつ間にか消えている
「チャンミン、、、平気?」
「ん?なに?」
「さっき、、、俺、もう止まらなくてそのまま抱いちゃって、、、本当は何かあったんじゃないのか?」
「ううん、、、何でもない」
だけど
見え透いた嘘なんて
ヒョンにはすぐに
バレるとわかってるから
「あのねヒョン、、、あの、僕、ヒョンの事が欲しくてたまらないんだ」
「あは(笑)、そりゃ今はなかなか逢えないし、、、ん?待てよ。もしかして、まだ足りないのか?」
「そうじゃなくて。意味が違くて、、、その、一緒に居る時だってそうなんだ。楽屋でも移動中でも、、、酷いときはステージでだって、、、もっと言えば今だって」
「なるほどね、で?、、、そんな事気にしてたのか?」
「だって、どう考えても変でしょぅ?どうして僕はこんなにも欲しがりなんだろう。僕ばっかり求めてる気がして恥ずかしくて、、、」
思わず両手で顔を覆い
ため息をついた
「ン~~なもん、答えはカンタンだ」
上半身を起こして
僕に向かってそう言うヒョンは
思わせぶりに微笑んだ
「、、、簡単って?僕はずっと、本気で悩んで、」
「トランキライザー」
「悩んで悩んで、、、、ん?トランキライザー?」
「そ。俺はお前の精神安定剤。その逆もまた然り。だから、それで当たり前なんだよ」
「精神安定剤、、、トランキライザー、、、、そっか、、、」
、、、目からウロコ
めっちゃ納得
言葉も出ない
「にしても、あ~良かった。俺ばっかりお前を攻めちゃってるから、実は同じことで悩んでた。もしかして嫌なのかと思ったりしてたよ(笑)、あ~良かったよかった(笑)」
まったくこのヒョンは
意外性抜群なのは承知の通りだけど
意表を突くのもハンパない
まさかヒョンの方こそ
そんな風に思ってたなんてね
けど、そのおかげで僕は
何度も救われてるんだよ
「ヒョン、ありがとね。、、、ヒョン、、、ヒョン?」
愛しい 愛しい人
次の休暇も
きっと
約束、、、ね
☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜
日曜日がおわりますねぇ~
ヽ(●´Д`●)ノ





