(再)ホミン小説・秘密#10「Sprout」+お知らせ | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

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ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」

 

 

 

 

秘密#10「Sprout」

 

 

 

 

 

「Chloe、同性を好きになった事、ある?」

 

 

Chloeの耳元に近付いて、呟くように言ったドンへは、

なんだか泣き出しそうな顔をしていた。

それはまるで、叱られている子供のように。

 

 

「深刻な顔して、何を言い出すのかと思ったら」

 

「ねぇ。、、、ある?」

 

 

 

返事を急かすということは、

それほど心配で、不安なのだろう。

Chloeは、フッと短い息を吐き、静かに答えた。

 

 

「恋愛対象で好きになった事はないわ」

 

「、、、そう、、、そっか、、、そうだよな」

 

 

 

 

するとドンへはあからさまにうな垂れたので、

もしや自分の言い方が悪くて誤解させてしまったのかと思い、

慌てて言葉を付け足した。

 

 

「言っとくけど、かといって同性愛に否定的な考えは一切持ってないわよ」

 

「、、、え」

 

「だって、誰かを愛し、愛し合う事に性別なんて関係ないでしょう?それに、恋愛は本人同士の問題であって、他人がとやかく言う事じゃないもの。もっと言えば、身分だって国籍だって、」

 

 

まだChloeの言い分は終わってないというのに、

ドンへは充分理解したとでも言わんばかりの笑顔になって、

さっきよりも大きな声で次の質問を続ける。

 

 

「あーーーっと、えと、じゃぁさ、、、もし自分とすごく仲の良いヤツが居てさ、そいつが同性愛者だったらどうする?しかもその相手ってのがChloeのよく知ってる人だったら、、、」

 

「、、、あんた舐めてんの?だてに私も大人やってる訳じゃないし、

ここまで仄めかされて気付かない程のバカでもない。それはつまり、あんたとヒョっくん、、、ってわけなのね?」

 

「う"あ"----!!!」

 

「!!っるさい!、、、どうよ。当たってんでしょ」

 

「、、、うん、、、、うん、、、うんうん(コクコク)」

 

 

確信を突いたChloeの言葉に被せて大声を上げた後、

覚悟を決めたように何度も頷いた。

何度も、何度も。

 

そんなドンへの様子は、いくらここがバーで少々酔ってる客ばかりでも

幾分かは挙動不審に見えるだろう。

Chloeは少しだけ笑って、

グラスの底に残った僅かなシャンパンを口に流し込んだ。

 

 

「ほんとにさ。あんたってたまに意表を突くけど、ぶっちゃけ今回は結構な衝撃だわ」

 

「ごめん、、、」

 

「謝る必要なんてないけどさ。、、、道理で女の子たちに素っ気ないはずよね」

 

「あー、、、それは誤解だよ。俺は別に女嫌いな訳じゃない。ヒョクの事だって最初からこういう関係になるなんて思ってなかった」

 

「いつから」

 

「なにが?」

 

「いつから付き合ってんのかって聞いてんのよ」

 

「あ、、、そっちか。えっと、、、何となく始まったのはひと月前かな」

 

「、、、野暮な事だけど、そっちって言うからにはそっちじゃない方があるわけね」

 

「あぁ、くそ。、、、完璧に墓穴掘った。、、、そっちじゃない方は、、、、ゆ、、、昨夜」

 

「え"っ!!ちょ、、、えぇーーー!」

 

 

 

否定するつもりはない。

恋人同士ならば愛し合うのは当然だ。

そう、当然。

けど、2人が初めて結ばれたのが昨夜だなんてあまりにも、、、

あまりにも生々しくて落ち着かないというもの。

 

他人の生活にとやかくいうつもりはないけど、

親しい間柄とはいえ、そんなプライベートな事を

聞いてよかったのかどうか、、、

 

Chloeのは眉間に皺が寄っているのも気付かずに、

無言でドンへの顔を凝視した。

 

 

 

「あの、、、Chloe。くち開けたままですごい間抜けな顔なんだけど」

 

「、、、それは悪かったわね。とにかくその、ちょっと驚いて、、、あぁ喉乾いた。次のカクテルまだかな、」

 

 

一旦この流れを変えようと、

カウンターの方を振り向いたその時だった。

 

 

「グッドタイミング♪はい、お待たせ。さっきチャンミンからカクテルの注文されたけど、いつも通り、僕のチョイスで良かったのかな?」

 

「あ、、、ヒョっくん。えぇ、もちろんお任せで大丈夫。それよりも、ちょっとここに座って」

 

「え。、、、あの、良い、、、のかな?今日は何となく僕、避けられてるっていうか、居ない方が良いんじゃないかと、、、」

 

「あぁ、、、それも関係なくはないのよ、、、ま、とにかく座って、」

 

 

するとドンへは大きくため息をつき、

片手で自分の顔を撫でてそのまま下を向いた。

 

Chloeは内心、もし自分がドンへの彼女なら、

この場で逃げ出したいくらい、

感じの悪い態度だと思って、徐にドンへの脇腹を肘で突いた。

 

うっ!という呻きを上げても尚、

ドンへは顔を上げようとはしない。

 

 

「じゃぁ、私たちの仲だから正直に話すね。、、、あのね、ヒョっくん。今わたし、あなた達の事、聞いた」

 

「(ガチャン)あ!ご、ごめん!」

 

 

恐らく予想もしてなかったのだろう、

ヒョっくんはテーブルに置こうとしたカクテルグラスを落として

割ってしまった。

そんな事は日常茶飯事で慣れているはずなのに、

よほど気が動転していたのだろう。

反射的にグラスの破片に伸ばしたその手を、ドンへが掴んだ。

 

 

「ヒョク!触るな!手を怪我したらどうするんだ。俺が片すからお前は座ってろ」

 

「ううん、こんなの平気だよ。今まで幾つも割った事あるから慣れてる。ごめんねChloeさん。すぐ片付けるから」

 

「、、、驚かせてごめん。割れたグラスはわたしのせいね、、、。知らないフリしてた方が良いかと思ったんだけど、隠し事は好きじゃないから」

 

「うん、、、分かってる」

 

「、、、にしては声が暗いな。怒ったのか?」

 

「とんでもない。嬉しいよ。、、、だけど、僕はしばらく秘密にしておこうと思ってたから、、、Chloeさん、悪いけど、この事は誰にも言わないで」

 

「わかってる。そんなに口の軽い人間じゃないつもり」

 

「あ、うん、わかってる。つまりその、、、チャンミンにはまだ黙ってて欲しいんだ」

 

「、、、わかった」

 

「なぁヒョク。チャンミンにまだ言ってないのか。一番の親友だろ?どうして話さない」

 

「僕の気持ちわからないの?、、、Chloeさんごめん。カウンターに戻るけど、ゆっくりしてってね」

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

※以下は10月23日に書いたものです。

12月22日現在は募集しておりません(*¯∀¯*)

 

 

 

こんにちは(∩´∀`)∩

 

今回の「秘密」はホミンちゃんが出て来ませんでしたが、

このD&Eの関係は今後のキーポイントとなってくる、、、はず←

 

 

 

前回の記事、お腐会のお誘いに関してですが、

スタッフのメンバーがお店と交渉してくれまして、

当日にスペースをお借りする事が出来ました。

それに伴って会費も決定しましたのでお知らせ致しますいちご

 

 

 

変更部分

 

会場:交渉後に発表韓友家に決定しました

※大久保店です。大久保駅からすぐ近くドキドキ

新大久保駅からも徒歩15分ほどで行けます♪

 

会費:4.000~5,000円→3,500円

 

 

エントリー下さった皆様、

ご確認をお願い致します(o´・∀・`o)♪

 

また、

あと数名ですが引き続き募集致しております♪

お一人様でも全然大丈夫ですよいちご

どうぞお越しください東方神起キラキラ


 

 

 

 

 

 

 

 


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