ホミン小説Snowy prince・169「Snowy」 | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

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ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」







Snowy prince・169「Snowy」






「ユノ。あんたどうしてチャンミンを連れて来なかったの?」

「あいつは公務がたまってんだよ」

「言い訳デショ、それ。、、、怪しいね。なんか秘密の話でもあるんじゃないの」

「、、、ま、とにかく両陛下の所に行こうぜ」



チャンミンを置いてヒニムと連れ立ち
再び火の国へ戻って来た。

医学的にも俺は、両陛下の実の孫だと証明されたとはいえ、
あの時俺たちが一緒に過ごした時間はほんの数日。
だから、久しぶりに逢うとなるとやはり緊張する。


特に今日は、
献上する宝石を見定めて頂くわけだし、
大切な話もしなければならないから尚更に。

王国を出る時チャンミンが、
両陛下に会うのだから正装に着替えるようにと、
わざわざ俺に持たせたスーツに着替え、
両陛下の待つ宮殿へやってきた。

門をくぐる前に、襟を正し、
ふぅっと深呼吸を一度だけした。



「キミ、、、なんかやっぱり様子が変だね。なに考えてる」

「別に。ただ少し緊張してるだけさ」

「あそ。どうしても言わないつもりね。相変わらず頑固者」

「(笑)、、、おれヒニムが好きだよ」

「、、、気持ち悪い。妙な事言ってないでほら!さっさとおいで!」




宮殿の中に入ると、国家に関わる政治家や
城の従事者やたちが迎えてくれた。
今日俺たちがここへ来ることは前以って報せていたから
みんな待ち構えていたと見える。


「みなさんお疲れさま~」

ーーーお帰りなさいませ。ユノ様。ヒチョル様

「、、、、」

「、、、わざわざすみません。すぐに両陛下のところへ行きたいのですが、」

ーーーお待ちで御座います。さ、こちらへ、

「、、、ちょっと待って。案内なんて必要ない。僕が居るんだしここで結構。ありがとう。下がって。」

ーーーは、はい、、、かしこまりました。失礼致します。



この時、一瞬にしてヒニムが気分を害した事を
俺は見逃さなかった。
きっと、、、
きっとこうなるだろうと予測していた程だ。

ヒニムは産まれた時からずっとここで暮らしてきた。
両陛下に最も近い人物としてだけではなく、
王位継承者としても大切にされ、
また、彼の人柄の良さもあってみんな彼に親しみを持ち、好いている。

けれど、、、
予てより俺とチャンミンが懸念していたように
俺の存在が明らかになってからというもの
現実的には少しの変化が起きているようで
敏感なヒニムも当然、それに気付いてしまったらしい。
あの賑やか彼が、両陛下の部屋に着くまで一言も話さなかったのだから。


執事のあの言葉、、、
(お帰りなさいませ。ユノ様、ヒチョル様)


正直、あまり良くない状況だと思う。
だからこそ俺の決心を、両陛下は認めて下さるだろうか。
溜め息の代わりに小さく息を吐いて、
薬指のリングに、そっと口付けた。

「、、、(チャンミン。俺を護ってくれよ)」




ーーーコンコン

「両陛下。ただいま戻りました。ユノも一緒です」

「入りなさい」

「失礼します。、、、ほら、君が先に入って」

「なんでだよ。そのままヒニムから入れば良いじゃん」

「良いから早く。ほら、先に行ってってば」

「ちょ、なっ、、、っだよ!押すなって!」

「うるさい!ほら!」

「やめろって!どっちでも関係ないじゃん!」

「、、、(笑)あんたにはね。、、ほら、先に行ってってば!」

「やめっ、離せって!」



ーーーギィ


ーーー二人とも何をしているの。早くお入りなさい






つづく





゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 




今回もSnowyホミンちゃん達に逢いに来てくださり
ありが㌧ございます
ハート




明日からまた、新しい一週間の始まり。
相変わらずスケジュールがいっぱいですが
元気出してガンバろう~
東方神起





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