Snowy prince・157「Snowy」
「どんな良い案が浮かんだのか、聞かせて(笑)」
そう言うとユノはちょっと偉そうに、
二、三度人差し指で鼻を擦った。
「ヒニムがすっごく頑張ったら、最大で王国で言うところの2年、遡れるんだよな」
「まぁね。人間界での時の流れは長いから、めちゃくちゃ頑張らなくちゃいけないけど」
「つまり、人間界で約20年は遡れるわけだろ?そうすれば今とほぼ変わらない"時"まで戻って来れる」
「原理としてはそうだね。、、、今より少しだけ先になっちゃうけど、、、」
「それなら王国を再建し、国民が平穏に暮らせるように発展していくのを見届けた頃に戻って来れるだろ?」
「つまり?」
「俺はこのまま終わらせたくないんだ。俺たちを支えてくれたみんなとも別れたくない。だから、王国が軌道に乗ったのを見届けたら、またこっちに戻って活動を再開したい」
「ユノ、、、、」
「待ってよ。これって、僕に断りもなく僕の力を借りる、ってのが前提なわけね」
「そう、、、そうなんだけど、、、協力してくれる?」
「この状況で断れるわけない(笑)、、、良いよ。僕だってタイムスリップを利用してるんだし、ついでに君たちの事も連れてきてあげるw」
ユノの案、、、正直、少し驚いた。
ユノの話を聴きながら僕は、何となく胸元がザワザワとして
次第に鼓動が速くなってきた。
どうしてこうなったのかは分かってる。
もちろん僕だって、みんなとこれっきり逢えないなんて
そんな寂しい事は嫌だ。
けれど、今やらなければならないのは王国の再建。
必ずやってくる別れは覚悟の上だった。
それにユノは、今や僕と同じくSnowyの王だ。
王国を復活させる事に使命感を保ってここまでやってきた。
それだけじゃない。
火の国からも後継者にと望まれているというのに、
それについては一切触れず、またこちらで活動をしたいなんて。
、、いや、違う。
本当はそんな事じゃない。
ユノが僕よりも、、、、
僕よりも「人間」を選んだ気がしてるんだ。
要するに、、、嫉妬。
「あの、ね、ユノ、」
「、、、お前が何考えてるかわかってる」
「、、、そう」
「お前、東方神起として生きてる自分、好きだろ?向いてるんだよ、お前。才能がある」
「それはユノだって、、、ううん、僕よりずっと」
「不安になんてなるな。そんなの疑心暗鬼に過ぎない。俺はお前と一緒に居る。何度も言ったはずだ。永遠に離れないって」
そんな事、わかってるんだと言いたかったけれど、
バツが悪くて言えず、喉の奥で言葉が詰まっていた。
「、、、君たちの気持ちは分かった。要するに、王国は最優先にしたい、けど、名残惜しいんだよね。みんなとサヨナラするなんてさ。だったらとりあえず、活動休止、って形をとるしかない」
「理由はどうするの」
「チャンミン。ここ、コリアにの男子にはね、家族の元を離れて仕事も学校も休んで、2年近い間ある場所へ行って必ずやらなければならない事があるの。きっとユノはそのことを知ってて2年間に着目した。そうでしょ?」
「だって、これ以外には思いつかない。逆に言えば、こんな都合の良い事ないだろ」
「ひねりも何にもなくて面白くないけど、利用しない手はないね」
つづく
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
こんばんは(/・ω・)/
連休ですね~。
けど、月曜と金曜が平日って、、、
めっちゃダリィ
んですけどー(ー_ー)
このPIPってアプリ、一時期使える素材がめっちゃ少なくなってたけど、
また元通りになってて嬉しい~♪
Snowyに遊びに来てくれるみんな、
いつもありがとぅ~~~


良かったらアシアト
残して行ってください

おひとつ
してくださいませ



にほんブログ村
こちらも
っと


