Snowy prince・156「Snowy」
ところで、僕たちの芸能活動はどうするべきか、、、
Snowyに発信するためではあったものの、
今では世界中に「東方神起」の名が知れ渡るほど
僕たちは有名になった。
その甲斐あって世界中に散らばっていたSnowy達も
恐らくこれ以上は集まらないだろうというところまで達し、
王国再建はもう目前に迫り、そうなれば僕たちは
いつまでもこっちに居る訳にはいかないだろう。
かといって、このままある日忽然と姿を消して
王国へ戻るなんて不義理な事など出来るはずもなく
ベストな方法はないものかと考えていた。
「ね、二人ともちょっと相談したいことがあるんだけど、、、」
「どうした?やけに深刻な顔して」
「なんでも言ってごらんなさい。かっこいい兄さん達がきっと解決してあげるから」
「頼りになるね(笑)、あの、僕たちの芸能活動の事なんだけど、、、そろそろ王国へ戻らなくちゃならないでしょう?そしたら、事務所の方々やファンの皆さんに、何て説明すればいいかなと思って、、、」
ふたりの"カッコいいお兄さん"達は、
まるで正反対の表情を浮かべ、先に口を開いたのはヒニム。
「そんなに深く考えなくてもいいんじゃない?こちらに戻ってくるつもりが無いのなら、来た時と逆の事をすればいいだけ」
「、、、つまり?」
「みんなの記憶を消せばいいのさ」
「それはだめだ。絶対に」
相談した僕よりも先に否定の声を上げたのは
ユノだ。
「、、、またあんたの頑固が出た。なんでさ?後腐れなく簡単で、良い方法じゃない」
「、、、ユノ、どうして駄目なのか理由を聞かせて?」
「そんなの決まってる。自分たちの都合でみんなを巻き込んだんだ。何も知らないとはいえ、俺たちに力を貸してくれた事は事実。、、、ちゃんと感謝の気持ちを伝えたい」
こういうところ、やっぱりユノなんだよ。
「、、、よかった。僕も同じ。だからこそ悩んでる」
「ちょっと!なんか、、、なんか僕だけすっごい薄情なヤツみたいじゃない」
「あは(笑)まったく違うってわけでも無さそうだけど」
「こう見えてドライなとこあるしな」
「ちょっ!」
「嘘ウソ。ちゃんとわかってるよ」
「あえてクールに振る舞うのは、未練や寂しさをあまり感じさせないため、、、、だよね」
「、、、ふん、分かってるじゃない。、、、それにしても、あんた達って馬鹿が点くほど誠実で真っすぐなんだから、、、わざわざ辛くなるような法を選ぼう、なんてさ」
「礼儀と義理は果たすもの。、、だろ」
「だね」
「だよ」
そういうわけで、僕たちの意見は一致し、
じゃあどうすれば自然に僕たちが姿を消せるか、
つまり「芸能活動の休止」または「引退」をするか、に問題は移行した。
ヒニムの意見としては、人気絶頂の僕たちがこのまま引退するのは、
どう考えても勿体ない、と。
それにヒニム自身も王国とこちらを行き来して、
未だに芸能活動を続けているのだから、僕たちにもできるはずだ、と言うのである。
「もしそうだとしても、王国を再建して軌道にのるまで当分の間はこっちには来れない。ましてや、、、火の国との同盟国になるならば尚更すべきことがたくさんある、、、」
「なぁ、、、ヒニム。いい加減秘密を話す時じゃないか?、、、あんたの芸能活動とやらは、一日ごとにこっちに来て活動してたわけじゃないだろ?」
「あ、バレてた?ふ(笑)いつ気付くかと思ってた。、、、そ。王国はこちらの世界より時間の進み方が約10倍遅い。こっちでの1ヶ月は王国じゃたったの3日程度でしょ。いくら僕でもそんな過密スケジュールは続けられないよ」
「いくらロケだとかなんとか言ったって、そんなに間は持たない。どうやって途切れずにこなしてる?」
「本当に、、、そんなハードスケジュール、どうやって、、、」
「僕は時の歪みをすり抜ける能力があるでしょう?、、、だから、ほんの少しだけならタイムスリップ出来るのさ」
「やっぱり、、、、どのくらい?」
「ほんの少し。ん~~、こっちでいうところの半年くらいかな」
「どのくらいまで?」
「多分、、、2年くらいまでは遡れるんじゃないかな、、、かなりの体力を消耗するけど」
「それだ!」
ユノはパチンと指を鳴らし、
さも、したり顔でヒニムと僕を交互に見た。
どうやらいい方法を思いついたようだ。
つづく
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
こんにちは~(∩´∀`)∩
Snowyペンのみなさま
しばらくの間お待ち下さり、本当にありが㌧ございました

久しぶりにSnowy更新です。
王国の再建とこちらの世界での芸能活動、、、
どうやって折り合いをつけていくのか
これから同時進行で物語を進めていくぜ~
あぁ、、、、
Snowyも終盤ですな、、、(*´ω`*)
世の中連休ですが、わたしはヒマです←寂しいなオイ!
なので、ホミンちゃん眺めて(・∀・)ニヤニヤして過ごしてるよ、、、
シアワセ♡
°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
みなさま、良い連休を



おひとつ
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