Snowy prince・154「Snowy」
こちらの世界に来て、芸能活動に勤しんでいる僕たちは、
活動に関しては自分たちの実力を身に着け、
歌唱力やダンスに関しては一切、疑似の実を使わずにやってきた。
そのためには努力してもしきれない程、毎日様々なレッスンに励みながら
世界中を飛び回って勢力的に仕事をこなしていたため、
時にはひどく体調を悪くする日も多かった。
涼しい顔でパフォーマンスをしながらもSnowy達への呼びかけや、
それに応えて訪ねてきてくれた彼らへの対応。
王国との連携も始まってからは満足な睡眠時間も取れず、
朝なのか夜なのかさえも分からないような、そんな日々が多くなっていた。
けれど、そんな生活ももう残りわずか。
火の国の両陛下に教えて頂いた通り、
僕たちの姿を目にし、僕たちの声を耳にして
王国を想う気持ちが覚醒した人々は続々と帰国している。
ただし、手放しで喜んでばかりもいられない。
あの小さな王国が今後開国するにあたっては、たくさんの課題がある。
けれどシムチャンミン王、チョンユンホ王としての云わば革命なのだから、
責任重大であり、必ず成功させなければならない。
例え我が命に代えても、だ。
「、、、チャンミン?今日はやけに口数が少ないな。体調悪いのか?」
「、、、あぁ、うん、、、なんだか心も身体も忙しくて落ち着かないっていうか、、、ユノやヒニムが居てくれなかったらとっくに壊れてるかもね。、、、弱くて情けないったら(笑)」
「何言ってんだ。お前良くやってるよ。過ぎる程に」
「そんな事ない、、、」
「それにお前、王国に早く帰りたいって顔してる。気になるよな、やっぱり」
もちろんそれはそうだ。
帰国した人々は元の暮らしに戻りつつあるとは聞いても、
国の頂点である僕とユノが不在なんだもの。
気にならないはずがない。
「彼らは大丈夫さ。王国をより良い国にして行ってくれる。大きな力になってくれる」
「うん、きっと、、、。それにしてもどうしたら良いのか、、、高層ビルや設備の整った公共施設を建築する事、すごく迷ってる、、、スペシャリストが居るならまだしも、、、」
「疑似の実は持続時間が決まってるから使えないしな、、、けど、大丈夫だから心配するな」
「なんでそう言い切れるの?どうし、、、、」
「はーーーーい!!ただいま!!心配ご無用~~~」
ユノとそんな話をしていると、仕事終わりのヒニムが帰宅し、
大きな声をあげながらどっかりとソファーに腰を下ろして一通の手紙を僕に差し出した。
「、、、お帰りヒニム。なぁに?」
「ん?(笑)これはね、陛下からのお手紙。良い報せよ。開けてみて」
「、、、あ、じゃぁ、、、」
「?」
「そそ(コクコク)、ほらチャンミン。早く読んで」
ちょっとした仕草で会話する二人が気になりつつも、
ヒニムに急かされるがまま手紙を開いた。
陛下からの手紙の内容は、、、
Snowy王国と火の国との合併についての快諾。
それに伴い、
火の国の公共施設を始め、居住区域の拡大及び選択の了承までもが記されていた。
つまり、合併すれば全ての施設は共有のものであるから誰でも事由に利用できるという事。
更に、互いの国民は自由に行き来することが出来、どこに住むのかも当事者の選択に任せ、
それらを全て容認する、といった旨。
「そんなまさか、、、どうして、、、両国は正反対の国。温度差があるから合併は無理だって言ったでしょう?下手をすれば僕たち全員国ごと消滅してしまうよ!どうして陛下はこんな、、、、」
「お前が言ってた大きな問題はそこだよな。だから本当は助けを求めたいけれどSnowyだけでどうにかしなければと思ってた。新しい王国で一刻も早く国民に快適な暮らしを提供したいのに、八方塞がりなのは事実。なのに気持ちは焦るばかり、、、」
「、、、、」
「相当なジレンマだろ?けど、たったひとつだけ全てをクリアにする解決方法があるんだよ」
「それ、なに?僕に出来る事ならなんだってする。教えて。なに?」
「チャンミン。それはね、、、ある「対価」を払うことよ。分かりきってるでしょ。今回の場合、全てを陛下に担って頂くんだから陛下にお支払いするの」
「何を差し上げればいいの?僕が持ってるものなら何でも、」
「チャンミン、、、対価は、「俺」だ」
つづく
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
こんにちは~(*^-^*)
昨日はアメ限でちょこっと書きましたが、
帰宅してからグッタリでした~~~
コメント下さった、
iza姉
ひまわりちゃん
りゅのちゃん
みふぁこさん
ゆみほさん
くぅ姉
maminちゃん
ありがとぅ~

結果としては、、、、
ドクターも「出来ればそうであって欲しくなかったんだけどな」
という感じでございましたよ、、、
※関係ないけど、わたしのあいぽんちゃんの待ち受けこれw
いつか作った加工画像( ´,_ゝ`)プッ
あ、けど最初から言ってるように、
命に別状はないですw
但し、今手術しておかないと今後悪さする可能性あるからね、って感じ。
また詳しいことは改めて後日、
お知らせしまするでな(*´ω`*)
しかし、、、なんで予約して行ってるのに
5時間近くもかかるんだか、、、
ぐったりだよ

なんか小耳にはさんだんだけど、
疲れた時やストレスたまった時、
それらを解消するのに一番いい方法が、
大好きなものを
30秒間抱きしめる

ってことらしい。ほほぅ( ̄▽ ̄)
我らがホミンちゃんは、、、
とうの昔から
やっとりますがな!
ユノの隣に居るチャンミンって、
本当に可愛らしいんだからもぅ

撮影中にも関わらず
発情するユノ。
そしてそれを特に拒みもせず、
寧ろ照れくさそうなチャンミン、、、
萌え禿げるわ!!
「俺のチャンミンだ」
「もぅわかったから早く抱いて下さい」
あぁ、、、
早く生の二人に会いたいですねぇ~

※今回貼ったgif画はちゃるさんからお借りしたものと、
クレジットを見失ってしまったもの、自作のものが混合しています。
すみません。ありがとうございます。
こちらからの持ち出しはご遠慮下さい。
おひとつ



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