Snowy prince・151「Snowy」
「あぁ、、、やっぱりあなたはSnowyだったのですね」
「そうだったのか、、、どうしてここへ?」
「あ、待って。その前に頭を上げて。さぁ、立って」
男性はゆっくりと立ち上がり、両手をぎゅっと握り締めて少し震えていたが、
一度深呼吸をしてから、静かな声で話し始めた。
まずは今の自分の暮らしぶりから。
彼は王国を出てから両親と共に「日本」へ渡ったのだそうだ。
ユノから受け取ったゴールドを現金に換え、
それを元手に店を持ち、人間界に上手く馴染んで暮らしているとのこと。
「そう。よかった、、、安心したよ」
「ユノ様のゴールドがあったからこそです。本当に助かりました。お陰様で店も流行っています」
「なんの店を出したんだ?」
「はい、美味しいケーキをお出しするカフェなんです」
「ケーキ、、、あ!もしかして王国でも有名だったあのケーキ屋さん??時々届けてくれてたでしょう??」
「(笑)、はい。その通りで御座います。何度かお城へ献上致しました」
「チャンミンは美味しい物は絶対忘れないな(笑)、それで、、、どうしてわざわざ日本からここへ」
「それ、、、どのくらいでそうなったか分かるか」
「いえ、、、それさえも曖昧で分からないのです。いつの間にか、記憶が、、、、」
「そう、、、それから?」
「お二人を見た途端、王国での暮らしや風景、Snowyの友人などの姿が一気に蘇り、また王国へ戻りたいという気持ちが強くなって、居てもたってもいられず、どうしてもお二人にお逢いしたくてここへ」
「、、、そう、そうなんだね、、、嬉しい。とっても嬉しいよ」
初めて訪ねて来てくれたSnowy。
仕事の後で食事でもと誘ったのだが、
何しろ店を放りなげてきたから、今日中に帰らなければと言う。
「、、、そう。じゃぁ一度ここでお別れになるんだね。、、、あなたが王国を思い出したという事は、戻りたいという気持ちが残っていたからですね。あなたのご家族も」
「、、、そうかもしれません。、、いぇ、そうだと思います」
「新しい世界で忙しい毎日を送り、少しだけ記憶が薄れていても心の中に残ってるんだ。Snowyを愛し、求める気持ちが」
「私のように、王国に戻りたいと思う者は他にも居るはずです。どうかみんなの心を呼び起こし、王国を復活させてください」
そんな彼の言葉を聞いて、僕たちは10年と言わず、
あと5年以内にはカタを付けようと決心を新たにした。
そして、風使いだという彼はこちらでの生活に区切りをつけ、
支度が出来次第、家族を連れて王国へ戻ると言う。
僕たちの留守を守りながら他のSnowy達の帰りを待ちたいのだと。
「ありがとう。ホビットや妖精たちが城に居るから、顔を出してやって」
「俺たちが戻るまでの間、王国の事を頼みます」
「お任せください。毎日祈っています、、、それではわたしはこれで」
その日を境にして、彼と同じように
アジア圏内に居るSnowyが僕たちに逢いに来てくれたり、
植物を通じてミノにメッセージを送って来たりと、
約数千人が何らかの形で連絡を寄せてきた。
だが、そうかといって喜んでばかりもいられない。
僕たちにはある「覚悟」が必要で、「壁」がある事も真実だからだ。
ある時何気なく呟いたヒニムの言葉が、
その全てを凝縮していた。
「、、、人間を連れて帰りたいというSnowyは、僕の予想以上にたくさん居てびっくり。これじゃ火の国より人口が増えるかも知れないよ」
つづく
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
こんばんは(*^-^*)
いつもお越し下さりありが㌧ございます

さて、
前回のブログで「娘の検査に行く」と書いたところ、
たくさんの方からご心配を頂き
大変有難く申し訳なく、恐縮しております。
コメントを下さった、
kurochyさん
みぃちゃん
ひまわりちゃん
maminちゃん
みぃ姉
ゆってぃーさん
りゅのちゃん
あーちゃん
他にも、お名前は載せられないのですが、
直接ラインやメッセなどで心配してくれたお友達や読者様。
ホミンルームのメンバーもたくさんで
とても励みになったし嬉しかったです(*^-^*)
本当に有難うございました

で、お知らせ致しますとですね、、、
金曜日の診察結果は、予想よりも少し重かったです。
「摘出」は先に告げられていたものの、
今の時代だから一泊二日、長くても3泊くらいの入院で
帰れるんじゃない?と、娘とふたり気楽に考えてたのですが、
CTの結果、腫瘍は結構大きくなっていて
しかもそれが、ひとつなのか複数なのかは
開けてみないと分からない、との事でした。
そして、、、、
「局所麻酔で簡単に出来るみたいよ」という
情報も聞いてたのでのん気にしてたんですけれど、
娘の場合は大きいという事で、
手術はまさかの
「全身麻酔」になるってさ。
「スーーースーーーー…」
なので、入院は短くて一週間。
状態によっては二週間らしい。
他にもちょっと色々と心配な点が出てきて、
親としてはやっぱり、
うぅ~~ん( ̄ー ̄;
ってな感じになりました。
「ダイジョーーーブかっ!」
「え、あ、うん、、、、、
ヒョン、、、好き」←( ̄∀ ̄けど、救いなのは、命に別条がない、という事。
もちろん摘出した後で「検体」に出すので、
本当にそれが「良性」かどうかは
その結果次第の判断という事にはなるそうですが、
とりあえず、先生の見立てでは99%良性らしい。
「僕の両胸にある粒は小さくて可愛いでしょう?しかもこれ、、、、ヒョン好みの色なんだーーーー!」
摘出手術まで、あと2回か3回程通院して、
それからオペ室の空きを待って、
スムーズに行けばひと月以内には摘出の運びとなるのではないかな、、、
肝心の娘は、多少のショックと不安があるものの、
入院に関してはもはや旅行気分のようで、
「パジャマ買わなくッチャ
」「あ~、ドンへお見舞いにきてくれんかな~」←ねーよ!

なんて言ってますwwww
「・・・ごめん。ちょっと行けない。(ヒョクとデートあるし、、、)」
というわけで、
安心しながら心配って感じです(*´ω`*)
娘も元気だしね。
別に痛みもないから、普通に仕事行ってるし。
お騒がせしてごめんね
ありが㌧♪

で、
今日は予てより欲しい、食べたい、と思っていた、
さいたま銘菓「彩果の宝石」のお取り寄せが届きました~

なんてったって「イチゴ缶
」ってのがそそる。しかしながらこれ、マジでめっちゃ美味しい~~


それでは、今日はこのへんで。(/・ω・)/
おやすみ~♪
おひとつ



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