ホミン小説Snowy prince・147「予感」（訂正後再アップ）

Snowy146はこちらから→☆（ソウルで迎えた初めての朝）

Snowy prince・147「予感」

「疑似の実」はとても便利なもので、一言でいえば
「あたかも最初から知っていたような状態になる」という事だ。
それを周りの人間に使えば、僕とユノが突然現れたって
誰も不思議に思わない。
まるで随分前からの知っていたかのように錯覚する。

Snowy達はしばしば、様々な事由で
人間界へ行き来していたのだが、
その時も疑似の実を使用し、上手く周りに馴染んでいたようだ。

「さぁ、ここだよ。僕がこちらの世界で所属している芸能事務所は」

「へ、、、ぇ、、、、高いビルだね。僕の国には無いなぁ」

「そこが王国の良いとこだ。で、ウォーターサーバーがどこにあるか、ヒニム把握してんの」

「あったりまえでしょ。さ、片っ端から入れてくから、ついてらっしゃい」

「ん～～、、、なんか緊張するけど、面白そう(笑)」

「(笑)だな」

廊下を歩いていると、誰かとすれ違うたびにヒニムは
不自然な程に大袈裟な挨拶をして、
相手が怪しむよりまず、呆気に取られている間に
素早くその場を立ち去るという事を繰り返し、
どうにか全フロアのウォーターサーバーに疑似の実を仕込み終えた。

「みんな必ずお水を飲むから、まぁ１時間もすれば効果が出て、殆どの人は馴れ馴れしいくらいの態度で君たちに接してくるんじゃないかな」

「みんな名札を付けてたから、今後名前を呼ぶのには好都合だね」

「で？俺たちこれから１時間、何して待ってるの」

「ボケっとさせる暇はないの。練習室で歌とダンスの練習してなさい」

結局それから２時間ほどしてからだろうか。
気が付けば僕たちの周りにはスタッフが集まってて、
新曲はどれにしようか、とか
振り付けのデモビデオを観ておいて、とか
こっちの服に着替えて、とか
元々ここに所属している芸能人と同じように
打合せをしている状態になっていた。

「（ボソ）うまくいったね」

「あぁ。疑似の実って最強だな」

「ね、二人ともこそこそしてないで少しは意見出してよ。僕一人じゃ決められない」

「とか言いながらお前、楽しそうだぞ(笑)」

「、、、正直、すっごく楽しい」

「チャンミンってさ、人見知りだとか大人しいとか言ってたけど、向いてるよ。絶対」

「俺もそう思う。、、、これから女の子にモテるぞチャンミン」

「そんな事、、、仮に人気が出たとしても、僕にはユノだけだから」

「あーーーーうるさいっ。おだまり」

「クク(笑)、、、これから忙しくなるな」

ユノの言った通り、その日を境に僕たちの生活は激変し、
毎日がハードスケジュールで目が回りそうだった。
ヒニムも自分の活動があるため、毎日僕たちと一緒には居られず、
僕とユノは自分たちだけであらゆる事を熟さなければならなかった。

そんな状態がひと月も続いた頃、
新曲を引っ提げてカムバック、という名目でアルバムを出す事が決まり、
初めてのレコーディングを経験し、更にハードな生活になって
本来の目的を見失ってしまいそうな程、僕たちは必死にやった。

慣れない生活に疲れも出始め、ある晩３人で家に居た時、
僕は寝転がったまま、とうとう身体を起こす事が出来なくなってしまった。

「微熱がある、、、他に症状は無いからストレス性だな。明日、半日でも休める様にマネージャーに掛け合ってみるよ」

「、、、、ううん、そんな事しなくて良いよ、、、大丈夫、、、まだ頑張れる、、、」

「大丈夫じゃないだろ？ここのところ夜も熟睡出来てないみたいだし、今だって声を出すのもやっとじゃないか。、、、大事なお前に無理はさせられない」

「、、、、、平気」

「元気ないのね、チャンミン。、、、ったくもぅ子供みたい。これから大スターになったら、こんなもんじゃないって事、覚悟しなくちゃ」

「それは分かってるさ。けど、住む世界がまるっきり違う場所で、」

「しーーーーー！分かってるわかってる。、、、だからさ、こんな時はこの、カッコいいヒニム兄さんに任せなさいって」

「、、、(笑)なんか良い事でもあるの」

「イッパツで君のテンションを上げて見せる」

「どうやって？」

「、、、ふふ。実はね、ある人を今夜ここに招待したの。きっともうすぐ来るはずよ」

「ある、、、人？、、、悪いけど、今は仕事絡みの人なら会いたくない」

「あっ、、、、、もしかして」

「、、、？」

ーーー～♪

「あ！噂をすればほら。いらしたようだよ」

「一体、、誰が、、、、」

つづく

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わぉΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！

ばたばたと過ぎていく人間界の暮らしｗｗ
ちょっと急ぎ足で行く予定～(￣▽￣)

関係ないけど、若ユノ若チャミ

さて、現在のわたしはとてつもなくバタバタとしています。

そう、、、
オフ会の最終準備で、てんてこまいしてる。

そんな中、ただでさえ時間が惜しいというのに、
昨日は私用で福岡へいっていました。
福岡って今、ｆ（ｘ）が来てるんですね～

わたしはf(ｘ）とは無縁なのですが
用事のさなか、福岡大丸の地下にある
ショコラトリーに行けて嬉しかった～