GhostHunter.WeareT.04
「じゃ、始めようか。」
「ん、、、。」
いつもこの時、僕は少し緊張する。
なぜなら僕は、
実は、、、
お化けが「大の苦手」だから。
怖いゴーストの時なんか、全てヒョンに任せて
カーテンの陰に隠れてる事もあるくらい。
致命的な弱点なのに、なぜこんな仕事してんだろ、って思う。
ってか、まぁそれは、、、
片時も、ユノヒョンと離れたくないからデース←
冗談はさておき。
相手は元々「ヒト」ではあったものの
もぅ人間の言葉は分からない。
ヒョンは一見、当たり前のように話してるけど
実際に「ヒトの言葉」で会話をしているのではなく、
どこの国の言語でもない、所謂る「言霊」で話してるんだ。
どんな死者なのかを見極めて
今日のように優しく語り掛ける時もあれば
強い口調で、僕でさえビビっちゃうくらい厳しい時もある。
今回リリさんちに来てるこの死者は
悪い子じゃないから、、、
逝くところが分からなくなって迷ってたところに
偶然リリさんが通りかかって、そのまま付いてきちゃった、って訳。
「お前、、、そこから出て来いよ。ほら、俺たちの声、聴こえるだろ?」
ーーー
「痛い事はしない、って約束する。俺達が必ず、お前を助けてあげる。」
ーーー
「ほら。おいで?」
ーーー
この子供の死者は、彷徨っている時が長かったらしい。
自分が死んでるかどうかさえ分かっていないみたいだし、
そんな曖昧な状態で、すぐに僕たちの事を信じろなんて言う方が無理だ。
「ヒョン、、、リリさんにお菓子でも置いてて貰った方が良かったかな、、、?」
「いゃ、だめだ。この死者は本来、リリィとは何の関係もないんだから。お供えなんて必要ない。」
「そっか、、、そうだよね。必要以上に構うと逆に危険だし、、、冷たいようだけど、そこはちゃんと一線引いておくべき、、、だね、、、」
「あぁ、、、。」
今、僕たちと死者は波長があっているから
僕とヒョンの会話も多分伝わっているだろう。
小さな死者は俯いて、なんだかとても寂しそうに見えた。
お化けが苦手な僕でさえも、
さすがに胸が痛む、、、。
「、、、ねぇ、君。君が見つけたあの金髪の女の人は、君のお母さんでもないし、お姉さんでもない。君の事を全く知らない他所の人なんだよ。」
ーーー
「君は、行かなきゃならない所があるんだ。それを僕たちが教えてあげる。」
ーーー
「、、、さぁ、足を一歩、前に出してごらん?」
ーーースー、、、
「よし。そのまま窓のところまで進んでおいで。風が流れてて気持ちいいだろ。」
「よく出てきたね。えらい、えらい。、、、さぁ、僕たちの言うとおりにして、もう少し窓に近付いてごらん。君の為に特別な歌を歌ってあげるから、空に上がってみよう?」
そう言うと、小さな死者は頭を左右に振って
嫌がって見せた。
「さっきも言ったろ?お前は、行かなきゃならない所があるんだから。」
ーーーワルイコト シナイ、、、
「!!、、、、ヒョン、この子、、、話し、、、」
「駄目だ。もぅ分かってるんだろ?お前は死んでるんだ。このままリリィと一緒には居られない。このままここに居ても、お前は何も変われないぞ?」
ーーー
「、、、リリさんに悪戯するのは、君に気付いてほしいからだよね。でも、残念ながらそれは無理なんだ。今までだって、君と一緒に遊んでくれた人は居なかったでしょう?」
「、、、もぅそろそろ逝かなくちゃ。そして、」
イヤダ イヤダ イヤダ イヤダ イヤダ イヤダ!!
白煙が縮んだと思った次の瞬間、爆発したような
強いエネルギーを発し、部屋の中のDVDや本が
次々と落ちた。
間違いなく、この子の仕業。
要はポルターガイストだ。
元々、コンセントを引き抜くほどのエネルギーを持ってるのだから
物を落とすなんて、そう難しくはないのかも知れない。
だって、子供のパワーって
大人の予想以上に凄いでしょう?
それにしても、派手に散らかしてくれた、、、
「あぁ、、、リリさんが帰ってきたら怒りますね、これは。」
「は(笑)、そんなのは別に構やしないさ。、、、それより、困った奴だな、ったく。」
つづく
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
うんうん、、、
怖くはないね。( ̄ー ̄)
※みぃちゃんが夜に洗濯物を干せない程ではない←
っていうか、ぶっちゃけ半分実話だけどね。
あたしのね←
あぁ、、、
また夕飯作る時間やん。
なにしようかな、、、
昨日カボチャ食べたのに
まだまだあるんだけどどうしよう、、、
パンプキンサラダにしようかな。
ってか、
ぶっちゃけ何にも作りたくない。
そうだ!
ユノシェプを呼ぼう!!
「いゃぁ~~、、、それこそ、やめといた方が良いと思いマスね、、、」
あ、、、そぅー、、、。
一日一回、
おねがいします

にほんブログ村
こちらもぜひ


二次小説ランキングへ








