Snowy prince・82「愛」
「まったく(笑)、子供みたいだね、ユノは。クスクス…」
「お前ほどじゃないけど。」
「なっ!ひっど!!」
「あ~もぅ大人しくしろって。湯がこぼれるだろ。」
僕はユノにゆっくりして欲しいから、お風呂は一人でどうぞ、って言ったのに
何度もぐいぐい手を引っ張ってねだるから、
結局こうして、一緒にバスタブに浸かってる。
とはいうものの、あの日城を出て以来ずっと
風呂になんて入ってないというのだから
ユノの体は薄黒く汚れていて、そのまま真っ新な湯に入るなんて
潔癖な僕としてはどうしても許せるはずもなく、
先ずはユノを椅子に座らせて
足の先から頭のてっぺんまで、
とにかくゴシゴシと体中を擦り上げた。
「痛った!痛いって!チャンミナァ~~~、ちょっとは力抜いてよ~」
「何言ってんの!見て!あっという間にタオル真っ黒よ!」
小言を言いながらも本当はすごく楽しい。
僕は心底、この人が好きなんだなぁ、と
改めて感じていた。
「ふぅ、、、疲れた。やっっっと!綺麗になった。よし。お湯に入って良いよ。」
「じゃ、チャンミンもこっちぃ~、早く、ほらほら。」
「あ"ぁ~~、もぅ(笑)」
という訳で、
僕は後ろからユノに抱きつかれたまま、
離してもらえないという状況。
バスタブが窮屈で仕方ない(笑)
だけど、久しぶりに合わせる肌はとても心地よくて
その安心感に浸りたくて、暫くの間なにも喋らずにいた。
きっとユノも同じ気持ちだったんじゃないかと思う。
時々湯を掬って僕の肩にかけたりしながらも
やっぱり黙っていたから。
離してもらえないという状況。
バスタブが窮屈で仕方ない(笑)
だけど、久しぶりに合わせる肌はとても心地よくて
その安心感に浸りたくて、暫くの間なにも喋らずにいた。
きっとユノも同じ気持ちだったんじゃないかと思う。
時々湯を掬って僕の肩にかけたりしながらも
やっぱり黙っていたから。
少しして、
2人同時に互いの名を呼び合った。
「チャンミン、」
「ユノ、」
「(笑)、被った。、、、お先にどうぞ、チャンミン。」
「被っちゃった(笑)では先に。、、、、ユノ、石の長と一緒に行ったのでしょう?僕がユノを見つけた時は一人だったけど、長はどうしたの?途中で別れたの?」
「うん、、、俺もいま、それを話そうと思ってた。一人で受け止めるには、、、やっぱり、、、辛過ぎ、、、て、、、」
「チャンミン、」
「ユノ、」
「(笑)、被った。、、、お先にどうぞ、チャンミン。」
「被っちゃった(笑)では先に。、、、、ユノ、石の長と一緒に行ったのでしょう?僕がユノを見つけた時は一人だったけど、長はどうしたの?途中で別れたの?」
「うん、、、俺もいま、それを話そうと思ってた。一人で受け止めるには、、、やっぱり、、、辛過ぎ、、、て、、、」
ユノの話す声が、途中で詰まりながら震え始め、
驚いて振り返ると、動揺を表わすようにお湯が波を立てて
ざぶんと床に溢れた。
ざぶんと床に溢れた。
ユノの表情はさっきまでの穏やかな様子とは全く違い、
固く目を閉じて下を向いている。
「、、、ユノ。ユノどうしたの?一体、何があったの?、、、ん?」
「チャ、、ンミン、、、俺の事、、最低なんて、」
「思う訳ない!大丈夫。どんな事でもユノと一緒に受け止める。だから安心して、ゆっくりで良いから話して?、、、ね?」
硬く強張ったユノの体に手を添えて
頬をそっと撫でながら、話してくれるのを待つしかなかった。
ユノは上を向いて、
何かを決心したように一度大きく息を吐き
ぽつりぽつりと話し始めた。
ユノは上を向いて、
何かを決心したように一度大きく息を吐き
ぽつりぽつりと話し始めた。
「ふぅ、、、。、、、チャンミン、」
「ん、、、?」
「爺ちゃん、、、山に残ったんだ。、、、俺が、、、俺がこの手で、、石に、、、して、、」
ユノが継承者として初めて施した「長の最期」を打ち明けられ、
それは想像を絶する程にあまりにも衝撃的で寂しく、切なすぎる内容で
僕は反射的にユノをきつく抱きしめると、
糸が切れた様にぽろぽろと涙をこぼして、ユノは泣きだした。
僕も一緒に泣いてしまっていたけれど、
目を閉じたままで子供のように嗚咽を漏らすユノの肩を抱き
何とかベッドまで連れて行って、一緒にブランケットに包まった。
何とかベッドまで連れて行って、一緒にブランケットに包まった。
これまでどんな事が起きても、平常心を保っていたユノがこんなに取り乱すなんて
どれ程辛かったのだろうと思うと胸が締め付けられる。
せめて僕の前でだけは思い切り泣かせてあげたくて
僅かな隙間もないようにぴたりと体を密着させてユノを胸に抱き、
時折、頭や頬に口付けを繰り返しながら、
ユノが泣き疲れて眠ってしまうまで
ずっと、そうしていた。
つづく
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
こんにちは(●´ω`●)
リリィ地方の今日は大雨です・・・
昨日、ようやく時間が取れて「国際市場で逢いましょう」を観に行ってきたのですが、
昨日行っておいて良かった。
当初は今日の予定だったのですけれど、
急きょ予定変更で、一日前倒しになりましてんよ。
こんな大雨の中出かけるなんて…
わたしには無理だ!←(ナンデダヨ)
映画、、、
今さらですが、とても良い映画でしたね。
わたし、こう見えて映画大好きなんですが、
邦画とか、アジア映画はほぼ観ないんです。
・・・少林サッカーとかは大大好きですが(笑)
っていうか、、、
一番好きなのはホラー映画です。
わたしのささやかな願い。
ホラーが苦手なホミンちゃんに
あえて!ホラーを観せ、怖がるふたりの姿を眺めながら
映画も楽しむ
という、、、非常に悪趣味な夢を抱いております。←
それはさておき、
ユノが出演していなければ、この映画も観る機会はなかったと思うのですが、
ユノがきっかけだったとはいえ、観て良かったと感じました。
幼いころから家族の為だけに捧げた、
波乱に満ちたドクス氏の人生があまりにも切なくて
最期のシーンで、お父さんに向けて放った言葉に泣けました。
それから、
ドクス氏の親友、ダルグ氏役の俳優さんは、本っ当に
良い味出してましたね

ユノもとっても良い役を頂いて、
俳優チョン・ユンホとしての魅力を発揮して素敵でした。
キャストの中で、ユノがひと際輝いて見えたのは贔屓でしょうか(笑)
このヘルメットの中に、
あの可愛いちょんまげがあるんだ♡と思いながら観ましたw
TSUTAYAとかレンタル出たら
もう一度観たいナ~、って思っています♪
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
よく分からないまま、インスタ始めてみました( *´艸`)
Lily・インスタ→♡

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