ホミン小説Snowy prince・27「真実」 | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

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ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」





Snowy prince・27「真実」






「城へ戻って、公爵と話そう」


僕はユノに手を引かれて馬のところまで歩きながら
頭の中を整理する。


公爵は一体、何を隠しているのか。
母へ宛てた手紙の内容は真実なのか。
ではなぜ、僕にそのことを隠すのか、、、

城へ戻って公爵と話し合う前に、
ある程度の真実に近付いておくことが必要だけれど
ゆっくり考える余裕もない。

冷静と焦燥感が、僕の中で入り混じる。



そんな時、
歩きながら僕を何度か振り返っていたユノが、
唐突に無邪気な声を出した。


「なぁなぁ、チャンミン♪今度は俺、前に乗って良い?手綱持ちたい♪」

「え!、、、だ、だめだよ!だってユノは乗馬初めてでしょう?無理、無理。危ないから絶対にダメ。」

「でもさ、この馬はきっと俺の事好きだよ。だから言う事聞いてくれるはず。自信ある。」

「うーん、、、確かにこの子はとても気の優しい馬だけど、でもダメ。、、、(笑)ユノ、僕に気を遣ってくれてるんでしょ?ありがとぅ。でも大丈夫。ちゃんと落ち着いてるから。」

「、、、あ、、、あは、、、(笑)」


ユノがそう言いながら一瞬視線を向けたのは、
繋いだ手と反対側の
僕の手。


「あ、、、っと、これ、癖なんだ。小さい頃からの、、、、」


考え事をすると無意識に、
つい親指の爪を噛んでしまう癖がある。
大人になってからは滅多にしなかったのに、
ユノの目の前でやってしまった事が恥ずかしくて、
咄嗟に手を隠した。


「、、、手。出して。」


ユノは片方の眉毛をきゅん、と上げて微笑み、
僕の指先に小さな口付けをした。

「!」

「(笑)、よし。じゃ俺、後ろね。正直、馬を操る自信ないw」

「え、、、、(クスクス)やっぱり。しっかり掴まってて。、、、ありがとぅ、ユノ。」


そうして、
馬を走らせること、10分足らず。
僕らはいよいよ城へと到着した。


「うっわ!、、、めっちゃお城!めっちゃお伽噺!」

「何言ってんの(笑)、さぁ、入って。」

ユノはやっぱり、
出迎えた使用人達にもきちんとお辞儀をしながら歩く。

窓から訝しげに覗くだけの不愛想な王族たちには
大袈裟な程に手を振ったりして(笑)

「ユノ(笑)、もぅ良いから(笑)、、、どうせあの人たちは挨拶なんてしないんだから。」

「ふん(笑)、だから、さ。宣戦布告?みたいな?」

「相変わらず意味不明。、、、こっちに来て。王の間に公爵がいる。」


恐らく、城内に入る人間は僕の母に続き、
ユノが二人目だろう。

廊下に立ち並ぶ使用人や貴族たちの視線は
品定めをしているようで、
僕がユノならとても不愉快だ。


「ユノ、こっち。、、、早く行こう。ごめんね、、」

「何で謝るの?俺、全然平気。むしろ、注目されて良い気分。」


あぁ、、、
この人はなんて優しい人なんだろうか。
ユノと一緒にいると、
悩み事なんて無くなってしまいそうだと思い、
口元が緩んだ。


それから、いよいよ王の間に着き、
僕はドアの前で、一度深呼吸をした。

「ここだよ。王の間は。この中にミノと公爵が僕たちを待ってる。」

「入りましょう、王様。ドアを開けて。いざ。」


僕たちは視線を交わし、小さく頷いて
ドアを思い切り開けた。

ミノと公爵が正面に立ち、
僕らを出迎える。


「ユノ先生、、、よくここまで来れましたね。なにか魔法でも使えるんですか?(笑)」


「ミノ!、、、失礼な言い方。」

「、、、初めまして。あなたが王を助けて下さったユノさん、ですね。心より感謝致します。ありがとう御座いました。」

公爵はユノに歩み寄り、胸に手を充て、
深々と頭を下げた。
ユノも同じように、公爵にお辞儀を返す。


「初めまして。チョン・ユンホと申します。」

「あなたが王国まで辿り着けたのは、恐らく、あの宝石を手にしているから、、、ですね?違いますか?」

「えぇ。その通りです。僕は彼女から全てを委ねられました。」

「では、あなたは選ばれし者、という事になるのですね、、、分かりました。すべてをお話ししましょう。」

「選ばれし、、、者?どういうこと?」

「あなたのお母様に手渡した宝石は、王を守るために、この国が持つ全ての魔力を封じ込めた特別な宝石です。だが、誰にでもその力が発揮される事は無いのです。」

「親父。はっきり言ってよ。」

「宝石が許した者にだけ、宝石の力は発動される。ユノさん、、、いえ、ユノ様。あなたは女王の指名を受けられた。そして、宝石があなたに使われることを望んだのです。」

「公爵、、、女王って、、、」

「城の中で、私だけは、あなたのお母様の事を女王と呼ばせて頂いておりました。、、、女王が選ばれたユノ様は私にとって、女王と同じ立場だと言えます。」

「様、なんてやめてください。難しい事は俺には分からないし関係ない。それに、これをずっと持ち続けるつもりもない。これはチャンミンに返すつもりです。チャンミン、手を出して。」

そう言うと、ユノは宝石を取り出して僕に手渡した。





つづく





゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 



㌧ばんは…(;´・ω・)


更新がすっかり遅い時間になってしまいました。
今日さ、、、
アメーバって長時間不具合だったですよね?

画像のアップロードが出来ないし、
ブログの閲覧出来ないし、
他にも色々不具合が続いて手も足も出なかったとゆーね…

復旧しましたかね?( ̄ー ̄;


さぁ、
今日からいよいよ

東京ドーーーム!

あ。
わたくしはお留守番でーす





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今日はまだ画像がアップロード出来ないので、
明日詳しい事をこちらに掲載します。

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とにかく、詳しいことは明日にユノサイ



ホミンちゃんに逢いたい、、、
。゚(T^T)゚。


※gifはちゃるさんからお借りしています。ちゃるさんありがとぅございます♪




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