ホミン小説Snowy prince・23「真実」+ | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

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ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」






Snowy prince・23「真実」





疑わしいと思わざるを得なくても、
心の底では願っていた。

どうか、どうか事実は違いますように、と。

けれど、
本人が告白したのなら、これ以上否定しようがない。


「公爵。どんな気持ち?裏で僕を狙っておきながら表では心配して見せるって。、、、大変だね。笑えるよ(笑)」

「、、、苦しくない日は一度もありません。」

「当たり前だろ!何考えてんだよ!」

ミノは床を思い切り蹴りつけ、
頭をぐしゃぐしゃと掻き毟った。

「公爵。もうひとつ、あなたに聞きたいことが。」

「、、、承知しています。お気付きになられたのでしょう。お母様の事を。」

「母の事に触れてはならないあの雰囲気。子供ながらに異様だと感じてた。母は、人間だったんだね。」

「仰る通りで御座います。先代の王が人間の女に恋をして、多くの反対を受けたにも関わらず二人は愛を貫かれた。、、、そこからが悪夢の始まりです。」

「そんな言い方があるかよ!チャンミンはその悪夢のど真ん中に居るんだぞ。誰のせいだよ!」


ミノは怒りに満ちて、公爵の胸元を掴んで凄む。

ミノはこれまで幾度となく賊徒が僕を襲ってきた時、
自分の命も顧みず、僕と共に戦ってきた。

僕らは幼いころから十分すぎる程に
トレーニングを積んできたけれど
今回のように、負傷する事も珍しくはない。

その賊徒を差し向けた相手が自分の父親だったのだから、
そのショックは計り知れない。

全ての鍵を握っているのは
ミノの父親だ。



「公爵。あなたは両親の婚姻の証人になっていますよね。それなのに、どうして母を王国から追い出したんです?」

「、、、王国の秩序を守るためです。」


「だけど、それなら結婚を許さなければ良かったんじゃない?後継ぎが必要だったとしても、継承順位第二位を任命すれば良かったのでは?」

そう言うと、公爵はそれまで下げていた視線を
真正面の僕に向け、厳しい面持ちできっぱりと言いきる。

「そんな事は出来ません!直系でなければ我が公爵家が代々御護りしていた王の血が汚れてしまう!」

「、、、公爵。言ってる事が支離滅裂だ。だって、人間の母は秩序を乱すから追い出したのでしょう?それに、人間の血が入った僕の事を認められないから、僕の命を奪おうとしてるんでしょう?」

「、、、それは、、、」

「確かに変だ。それなら最初から継承順位に従って、別の王家から選べばよかったじゃないか!」

「確かに僕は王である父の血を純粋に受け継いではいる。けど、あなた達が毛嫌いする人間との間に生まれた。あなたが拘る王の血の定義は、一体どこにあるの?」

「あなたはなにもご存知ない。我が公爵家が、代々どれほどの忠誠心を王に持ち続けていたか。それこそ、自分の命さえ投げ出しても惜しくはない。王の血を護るためならば。」

「何言ってんだ、あんた!忠誠心のあるやつがチャンミンの命を狙うのかよ?」

「申し訳ないけれど、あなたが言ってる事が何一つ理解出来ない。あなた達の思惑通り、僕が命を落とせば、結局は同じことでしょう?それならなぜ結婚を許し、僕を産ませたんだ!」


その時、やけに騒がしい声が城内に響き渡り、
どだばたと人の行き交う足音が急速に近付いてくる。

不審に思いドアを開けると、
王国の門番が、彼を引き止めようとする使用人を
数人も体にぶら下げた状態で立っていた。

「何事だ!騒々しい!」


「あぁ!王様!大変です!!」

「門番か。ここまで入ってくるとは一体なんだ。用件を早く言え。」

「人間が、人間がやってきたんです!、ここへ入れてくれと言ってます!」

「なんだって?」

「チャンミン、、、、、」


まさか、、、


「どんな者だ?男か女か、どっちだ」

「お、男です。背が高く、切れ長の目をして、、、、あ!医者だと言ってます!」

「名を聞いたのか。」

「ユノ。チョン・ユンホだと名乗っておりました!王に今すぐ逢いたいと、、、」


「おい、、、チャンミン。あいつ、、、」

「彼は今どこに。」

「あ、あぁ、、門の外に待たせてあります。私が勝手に入れる訳には、、」

「すぐに迎えに行く。馬を準備して。あぁ、それから、彼をここへ招くから持て成しの準備も頼むよ。各自急いで取り掛かって。」


門番を始めその場にいた使用人全てが驚いていたが、
なにしろ王の命令なのだから、誰一人反対などしない。

動揺を隠せない様子ではあったが、
各自の持ち場に戻るべく、その場を後にした。

「チャンミン、、、大変な事になるぞ。」

「ここへ連れてくるなんてとんでもない!入れてはなりません!お命が、」

「(笑)、あなたが指示をしなければ賊徒は動かないのでしょう?、、、彼は僕の命の恩人だ。」

「ですが、」

「話の続きは戻ってから。それまで、、、ミノ。親父さんから目を離さないで。、、、ごめん。」

「いいんだ、、、わかってる。」







つづく





※gif画はちゃるさんからお借りしています。ちゃるさん、いつもありが㌧ございます。




゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 




㌧にちは



リリちゃん、ちょっとくたばってます。


慢性扁桃炎が出ちゃったのもあるし、←ほんとこれもぅウンザリ
偏頭痛がして、ロキソニン飲みっぱなしの日曜…



アサイーでも飲もうかな←なんでだよw


あ、サムさんのダンササイズでもやって
自分を究極まで虐めてみようかな←だからなんでだよw


しかしとにかく、
灯油が切れてしまったので、これから買いに行ってきますね…

イキタクナイ…(TωT)←泣くなってば




いつもコメントやメッセ、ライン、ありが㌧ございます♪
素直に、めっちゃ嬉しいデス
東方神起

リコメはなるべく、その日のうち←(深夜ですが)に
全てお返事書くようにしてるので、
お暇なときにチェックお願い致しますね
いちご





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