ホミン小説Snowy prince・21「真実」 | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

東方神起小説 Lily♡ホミンの香り
ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」







Snowy prince・21「真実」




父の書斎に籠り、
今まで僕に対して、誰が嘘をつき、
誰の態度が怪しかったか
ひとしきり過去に記憶を蔓延らせ考えた。

誰もかれもが疑わしすぎて、
さすがに混乱して頭を抱える事態。

過去にも多少の権力争いがあったとしても、
これほどまでにひどいなんて、例がないだろう。

「こうして考えてても仕方がない。人間である母がここに居たという証拠を探そう。そうでなければ、ユノが言ってる事が事実かどうか、公爵に詰め寄る事も出来ない。」

それから僕は毎日、父の書斎、
つまり歴代の王が使用していたこの部屋で、
膨大な資料や文献、記録誌を読み漁り、

母の痕跡を探すとともに、陰謀の主は誰なのかを探った。


今まで僕は、財産の事など興味もなかったから
総資産がどのくらいか、どういう仕組みになっているのか、
色んなことを初めて知った。

王の資産は莫大だ。
財産目当て、という理由には全ての者が当て嵌まる。
同じ王族であっても、直系でなければ
資産の分配金額は限られており、みな一律。

欲に目が眩んだ者達にしてみれば、
これという後ろ盾も無く、
まだ若い僕は狙われて当然と言えるだろう。

そしてもうひとつ。
直系の長兄だけが受け継ぐという
「雪」を意のままにするこの「力」。

天候を操れるのは、まさに神の領域だ。

「ただそれだけの理由で、僕の命を狙ってまで欲しがるものかな、、、」

更に掘り下げて調べを進めると、
直系でない場合、
どうすれば「力」を手に入れることが出来るのかが
詳しく記してあった。


「どうしても長兄に恵まれなかった時の為、
一夫多妻制を導入することは可能である。

何らかの理由で
王がその座を退かなければならなくなった場合、
別の人物を指名し、然るべき儀式を執り行えば
その力を継承させることが可能である。

王が命を落とした場合もそれに該当する。

儀式、および指名に必要なのは直系に代々伝わる
雪の結晶から作った宝石が必要である。」

雪の結晶から出来た宝石。
次のページには実物大と思しき絵が描かれていた。

絵だけでさえこれほど美しい宝石は
見た事も聞いたことも無い。
今、どこにあるのかさえ、、、

どこに、、、、

ふと、頭の中をよぎる。


「雪の宝石、、、これってまさか、ユノが言いかけてた、、、?」


『彼女が俺に託した箱の中に、宝石が入ってたんだ。ちょっと待って、、、リュックに入ってる』


あの時、ちょうどミノが薬草を持って山小屋に戻ってきて、
ユノの話は中断されたままになってしまった。


「きっと、あの時ユノが言ってた宝石はこれだ。だとすると、誰がわざわざ母に渡したというのだろう。、、、これもまた、写真を送ったのと同じように公爵なのか?」


公爵の家は、初代王から城に仕えている家系だ。
当然、これまでの城内の柵や企みも
公爵一家は全て把握していると思われる。

ミノがどこまでそれを知らされているのかは
今はまだ分からないけれど、、、。




つづく





゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 





こんにちは( ゚▽゚)/


もしかしてもうすぐバレンタインデー?

あ。次のWITH婚。


愛の街、札幌だった、、、




プクククク←(・∀・)ニヤニヤ

早いトコ私たちに、良いお知らせしてくれ。







本日も
ポチおねげす㌧ユノサイ

にほんブログ村



こちらも是非
ポチユノサイ