息子はいつも７時３０分に家を出て、学校へ行く。

私はいつも朝ごはんの用意と息子と夫を見送るために、朝7時には、夫に起こされている。

しかし、夫がある日、一時間早く出勤したために、いつものありがたい目覚ましがなく、７時２０分に目を覚ますことになった。

息子が家を出るまで、１０分しかない。

あわてて息子を起こし、その事実を伝えると、大泣き。

息子は、元々遅刻が嫌いなのだ。

コーンフレークを１０粒ほど、リスのエサのように食わせ、麦茶を３口ほど飲ませ、泣きじゃくる息子に、手品師のように服を着せ、なんとか、３０分に家から出させることに成功した。

－息子、帰宅

どんな顔をして帰ってくるかと思ったら、「楽しかった～。」のだそうだ。

―そんな息子にかけた言葉。

「新記録達成おめでとう！！これで、朝起きるのが、登校１０分前でも間に合うことが証明されたね！！本当お・め・で・と・う！！！」

「全然おめでたくないわ。」

息子には、ささらなかったようである･･･。

＋遅刻寸前だった息子にかけた言葉＋