【今後の営業に関して】 | 監督のささやき戦術

 「Afterコロナ」元年にしたい!なる!させる!の願いと共に幕を開けた「Withコロナ」3年目の2022年は、その世の中の大多数の人々の願いも虚しく、昨年同様、いや倍化ペースとしては昨年以上の感染急拡大のスタートに。

 それを受けての当スタジアムの今後の営業などについて、現時点での情報をここに告知させていただく

 

 

 まずはすでにリリースしている確定情報を再度あらためて。

 感染者数があっという間にこの秋以前の水準に戻ってしまったことを受け、東京都から出された要請に従い……

 現状8名様までとしている1グループあたりの上限人数を、本日1月11日より4名様までとさせていただく

 そうでなくともそもそもコロナ前に比べて団体様のご予約は激減している状況ではあるが、大人数での開幕前の決起集会などは、感染状況が落ち着いてから改めてご検討いただければ。

 

 

 今日に始まったことではなく、この新型コロナ禍が始まってからずっとそうだと言えるが、引き続き先の見通しが立ちにくい今日この頃。

 ワクチン接種の広がりや、今現在主流になりつつあるオミクロン株の特性などが要因なのか、現時点では感染者数に対して重症者数や病床使用率がかなり抑えられているのは、不幸中の幸いと言えよう。

 だが急激な数字の上昇に対して、ふたたび高い緊張感が世の中に一気にみなぎったことで、元々コロナ前に比べれば決して多くはなかった当スタジアムの1月のご予約も、キャンセルが相次ぐ事態となってしまっている

 

 いくら今回のオミクロン株が「軽症、無症状が多い」「重症化しにくい」と現時点で言われてはいても、感染力が強いことは一目瞭然であり、やはり皆様感染しない、濃厚接触者にならないために、高い警戒心をもって行動されていることであろう。

 「蔓延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」などなしに、経済活動を止めることなく第6波をしのぎ切れることが一番ではあるが、飲食店への時短や休業要請の有無にかかわらず、昨年末にかけて回復基調だった世の中の外食マインドは、ふたたび急激に自粛ムードに転じてしまったことは間違いない。

 現に当スタジアムの1月の現時点でのご予約状況は、コロナ禍直前の2020年1月比で90%以上の減少となっている

 

 国や都からの休業要請が出ない限り、従前どおりの各種感染拡大防止策を徹底しながら粛々と営業を続けてゆくつもりではあるが、前述の通り外飲みマインドがキンキンに冷え込んでいる中にあって、年明けからここまで(この先の見通しも)来場者数はとんでもなく厳しい状況。神田の街全体も静まり返ってしまっている。

 プロ野球は無観客でも放映権などで少ないなりに収益を得る術はあるだろうが、こちとら来ていただいてなんぼの「場」の商売である居酒屋。無観客は言うに及ばず、1日数名の来場者では収益がないどころか水光熱費などの維持費だけでやればやるほど赤字。

 新型コロナ禍に泣きっ面に蜂で、昨年あたりから食材価格が幅広く高騰基調で、客数大幅減で生じてしまう食材ロスのダメージもかなり痛い。

 

 そんな状況ゆえ、まだしばらく新型コロナ感染状況などが好転せず、今の情勢が続いてしまうようであれば、要請などがなくとも店を守るために泣く泣く営業日数を減らしたり、自主的な時短営業なども視野に入れなければならないかもしれない

 皆様にご不便ご迷惑をおかけしてしまうことはなるべく避けたいのだが、可能な限りの最少ダメージで冬を乗り切って開幕を迎えるためには、最悪そういった対応もせざるを得ないということをご理解いただければ幸いである。

 そのあたりの詳細は、今後の情勢の変化などを睨みつつ都度都度告知させていただく。

 

 現在の感染状況やオミクロン株に関する確実な情報がもうちょっと出揃えば、多少世の中も落ち着き、先の見通しも立てやすくなる部分が生まれてくるであろう。ポジティブな情報が当たっていることを願いながら、現状の厳しい局面を踏ん張ってゆく。

 もちろん営業するからにはご来場くださる野球ファンの皆様にご安心いただけるよう、消毒や換気の徹底、アクリルパーテーションの設置、席数制限など、従前どおりの各種感染拡大防止策に全力で取り組んでゆくので、こんな世の中ではあるが、少人数でこじんまり野球飲み会をお楽しみいただければ。

 

 

 劇的V字回復を目論む2022年もスタートから重苦しい雰囲気となってしまっているが、野球の季節が本格化する頃には「年始ちょっと大変だったけど、こうして普通に野球が楽しめる平和が戻ってよかった」と野球ファンの皆様と喜び合えると信じている当スタジアムへの皆様のご来場を、引き続き心よりお待ちしております。