【ゆうえんちで僕と握手! ~桃色行脚'19~】 | 監督のささやき戦術

 ヒーローショーに行ってきたわけではない。が、ヒーローたちとはちょっとだけ触れ合ってきた。

 戦隊シリーズ的なあれではなく、野球的ヒーローたちに会いに遊園地へと赴いた、本日日中の話をさせて頂く。

 

 

 気持ちの良い冬晴れの空の下、やって来たのはこの球場。……じゃなかった遊園地

 道路隔ててすぐ向こうは東京都、という埼玉の最北端に位置する、所沢市の西武園ゆうえんちである。

 

 日常生活の中の行き先リストにまったく入っていない、普段まるで縁のない遊園地に足を運んだのは、もちろん急にアトラクションを楽しみたくなったからではない。

 例年は本拠地メットライフドームで開催されていたのが、今年は改修工事の関係で球場が使えないため、史上初めてお隣の西武園ゆうえんちで開催されることになった、ライオンズの「ファン感」

 史上初、次いつあるか分からない、というかもう二度とないかもしれない「遊園地ファン感」にめちゃくちゃ心惹かれて、来てしまったのである。

 

 

 ライオンズの「ファン感」、正式名称は『LIONS THANKS FESTA』に足を運ぶのは、2015年2017年に続いてこれが3回目。

 西武園ゆうえんちはというと、人生二度目となるのだが、前回は小学生の頃、たぶん30年以上ぶりであり、その時の季節がいつで、何に乗ったかとか、まるで覚えていない……。そのおかげで、と言ってはなんだが、かなり新鮮な気分で楽しめた。

 

 

 遊園地開催という特殊性を最大限に生かしての、今年のライオンズ「ファン感」の目玉は、「選手と一緒に楽しめるアトラクション」であった。

 事前に抽選で、ファンクラブ会員の中から選ばれたファンが……

 『ヴァイキング』や『メリーゴーランド』を選手と一緒に楽しんでおり、おそらく抽選に外れたであろう大勢のファンが、それを十重二十重に取り囲んでいた。

 

 かく言う自分もファンクラブの一員であるので、一応抽選に申し込んでみたのだが、やはり忠誠心の低い奴にやすやすと当選通知が巡ってくることはなく、結果ただの傍観者として参加することに。

 ちなみに、申し込んで外れたのはこれ

 選手が同乗して車内アナウンスをしてくれるという『ハローキティトレイン』

 一応申し添えておくと、ハローキティなんぞ好きでも何でもなく、申込理由は「ただ何となく」だけである。

 

 ちょうどその『ハローキティトレイン』の前を通った時にいたのは、かつての我がご贔屓イーグルスの中心選手

 稼頭央さんと一緒にSL乗れたかもしれない……と思うと、急に落選したことが残念に思えてきて、その場で地団駄を踏む……。

 

 メインステージのイベント観覧も、前売りチケット制

 持たざる者は、スーパー遠巻きに見守るのみであった。

 

 

 例年の「ファン感」会場であるメットライフドーム周辺に比べると、はるかに広大な敷地を誇る西武園ゆうえんち。

 ゆえに来場者はかなり多かったものの、うまいこと広い敷地内に分散されて、例年のような「ごった返し感」がなく、だいぶストレスフリーであった。

 とはいえ本職のファンでもない、意欲の低い傍観者である自分。大行列に並ぶモチベーションは皆無であったため、主力選手がステージイベントをこなしている隙をついて、ただただ空いていることのみを重視するという歪んだ動機で徘徊した結果……

 『パリーグ優勝記念金箔入り狭山茶』を清川コーチから受け取り……

 野田投手から2020年のカレンダーを買い……

 内海投手、榎田投手のいた「首里城火災&台風19号被災地募金」にいくばくかのお気持ちを入れさせて頂く、という3か所のみ参加。

 ちなみに、内海投手からは「めっちゃピンク……」というお声掛けか独り言か分からないお言葉を頂戴する。

 朝からレジェンドブルーのファンに囲まれ続けていたところに、急に全身桜でんぶみたいな奴が現れて、思わず口をついてしまったのだろう。内海投手、目をチカチカさせてすいませんでした……。

 

 

 広大な敷地の中をあてどなくうろつくだけの、小一時間ばかりの滞在となった今年の『LIONS THANKS FESTA』であったが、初の遊園地開催は、正直めちゃくちゃ面白かった

 野球場で野球選手を見るのは、言ってみれば日常の光景の延長。非日常空間で野球選手と触れ合う機会というのは、ある意味で真の「ファン感」と言えるのではなかろう?

 実際普段よりもどのくらい多かったかは分からないが、見たところお子様連れのファンも非常に多かったこの日。未来のファンになって欲しいちびっ子たちに、「野球は楽しい」というインプリンティングをする意味でも、すごくいい取り組みだったのではないかと感じた。

 球場改修という特殊事情で生まれた今年の遊園地開催だが、多少違う形であっても、ぜひまたやって欲しいと思う。

 

 

 本日のライオンズをもって12球団の「ファン感」が終了し、全球団の年内の公式イベントもほぼ終了。

 いよいよ本格的なシーズンオフに突入することになったが、当スタジアムは年中オンシーズン。野球のない季節こそ、皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。