【横須賀の新ドックとビール ~桃色行脚'19~】 | 監督のささやき戦術

 意図的に天邪鬼なことをしようと思ってのことではなく、まったくの偶然の産物なのだが、『海の日』に山(長野)に行ったのに続き、今度は『山の日』に海の方で野球観戦を楽しんできた、先日の休場日の話をさせて頂く。

 

 

 久々に乗った京急の赤い電車で、やって来たのはこの球場。

 横浜DeNA二軍本拠地、横須賀スタジアムである。

 

 2年ぶりに足を運んだ動機のひとつが、この新施設の見物

 ベイスターズの新二軍施設、『DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA』である。

 

 同市内の長浦町にあったベイスターズの練習場と選手寮を、横須賀スタジアムの隣に移転新築するという、横須賀市とDeNA球団が連携した総工費約40億円の一大プロジェクトが今年7月に完成したと聞きつけ、新しモノ見たさに馳せ参じたのである。

 もちろん、見ると言っても外から漫然と眺めるだけなのだが……。

 

 こちらが、横須賀スタジアムのすぐ隣、かつての追浜公園第2、第3球場の跡地に造られた、練習用グラウンド

 使用している人工芝や、ファウルグラウンドの広さ、外野フェンスの高さなど、すべて横浜スタジアムと同一になっているそうである。

 

 試合は隣のスカスタで行うので、もっぱら練習に使用されるグラウンドとなるわけだが、その練習を見学に来るファンのための観戦スペースは、一塁側に用意されていた。

 

 グラウンドの横に立っていた工事用の看板で、総工費約40億円の内訳の一部を知る。

 野球場部分の工事請負金額は11億4181万7040円(税込)とのこと。

 暇つぶしに計算してみたら、税抜きだと10億5723万8000円、消費税だけで8457万9040円。買い物のスケールがデカすぎて、我々庶民にはまるでピンとこない金額である。

 

 スカスタから見て奥側、練習用グラウンドの向こう側に建っている室内練習場

 中の様子はまるで分らないが、立派でカッコいい外観には目を瞠る。

 

 その室内練習場と並んで建つ、二代目『青星寮』

 あの特徴的なテラスは、報道陣に公開された際に神里選手が素振りしていたところであろう。

 

 今まで別々だったものを統合し、二軍本拠地球場とそれを取り巻く施設群として生まれ変わった『DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA』。雰囲気的には、2016年に開場したホークス二軍の『HAWKSベースボールパーク筑後』によく似ていた

 関係者でもないしルパンのような侵入スキルもないので、もっぱら外から眺めるのみであったが、ピカピカの最新設備はファンでなくてもなかなかワクワクさせられる光景であり、未来への投資である育成環境にがっつりお金をかけるDeNA球団の姿勢には感心させられた。

 

 

 新施設見学以外に、この日のスカスタで楽しみにしていたのが、毎夏恒例のこれ

 7月8月に行われている、『ビール飲み放題(2000円)』である。

 ハマスタ基準でいえば生ビール1杯700円なので、3杯で元が取れちゃうお得な観戦オプション。2年前に来た時にも利用したのだが、その時は球場内にあった給水所(ビールカウンター)が、今回来たら球場外の売店前になっていて、おかわりしに行くのに階段の上り下りが必要となっていた。

 もちろんそんなことにはまったくめげない酒飲みたち(自分含む)。多くの酔客がビール片手にせっせと球場への階段を行ったり来たりしていた。スタッフの方に聞いたところ、だいたい1試合120リットルくらい(カップ換算240杯)出るそうである。

 かく言う自分は、プレイボール30分前から6回裏終了までの2時間強の間に合計8杯のビールを流し込み、せこい貧乏人根性丸出しで飲み放題の恩恵に大いにあずかったのだった。

 

 

 さて、試合である。

 DeNA二軍横須賀ベイスターズが、ヤクルト二軍戸田スワローズを迎えての、18時プレイボールのナイトゲーム。

 両チーム、特に横須賀ベイスターズは「一軍で見たことある顔」オンパレードのオーダーであった。

 

 

 その横須賀ベイスターズの先発は、社会人出身のドラ3ルーキー、地元が神奈川の大貫投手

 既に一軍で5勝を上げているが、目下のところ二軍調整中。

 

 対する戸田スワローズは、移籍3年目の屋宜投手

 ファイターズ時代は何度か見たが、スワローズのユニフォームではお初にお目にかかった。

 

 戸田スワローズで目立っていたのはこの選手。

 2安打2打点の活躍を見せた、高卒ルーキーの濱田選手

 ルーキーイヤーに審判に侮辱行為を働いて退場を喰らう血気盛んさをいい方向に向けられると、面白い選手になりそうである。

 

 横須賀ベイスターズで目立ったのは、こんなところにいてはいけない中心選手。

 3番ライトスタメンの梶谷選手が、さすがのホームランをライトスタンドにぶち込む。

 

 試合中、花火が楽しめたこの日のスカスタ。

 もっともこれは球場のイベントなどではなく、目と鼻の先にある『八景島シーパラダイス』の花火。ゆえにインプレイ中にどかどか上がりまくっていた。

 

 この試合前まで9連勝中だった戸田スワローズ。

 勢いそのままにこの日も横須賀ベイスターズを圧倒し、見事10連勝を飾る。

 

 日が落ちても熱さ衰えぬ中、照明も薄暗い独特な雰囲気の二軍球場で、ファームの熱戦をビール片手に大いに楽しんだ先日の休場日の横須賀スタジアム。

 夏、野球、たらふくビールという多幸感を味わいに、また足を運びたいと思う。

 

 

 真夏の暑さの中での観戦も風情ではあるが、たまには涼しく観戦しようというときは、ぜひ当スタジアムへどうぞ。

 8月後半も引き続き皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。