【工業地帯の初球場 ~桃色行脚'19~】 | 監督のささやき戦術

 「ザ・梅雨」という空模様が続き、プロ野球にも大いに影響を与えている今日この頃。

 かなり微妙な天気予報には気付かなかったふりをして、未踏の地方球場へとプチ遠征を敢行してきた、昨日の休場日の話をさせて頂く。

 

 

 東京湾岸を千葉方面に向かうといえば、いつもはほぼZOZOマリンスタジアムが目的地だが、昨日の目的地はもっと先。千葉市を通り過ぎてやって来たのは、房総半島の付け根の京葉工業地帯にあるこの球場

 チーバくんでいえば心臓部から胃腸のあたりにまたがるかなり広大な千葉県市原市の、千葉市寄りの沿岸部にある『市原緑地運動公園』内に建つ、ゼットエーボールパークである。

 

 正式名称は『市原臨海球場』で、現名称はネーミングライツを採用した2012年かららしい。

 最寄りはJR内房線の五井駅で、そこからシャトルバスでほぼ一直線、10分足らずの距離であった。歩くと2.5キロ30分とのこと。

 

 

 この日、この球場で行われていた野球はこちら。

 普段は埼玉を本拠地とするロッテ二軍の浦和マリーンズが、毎年10試合前後(2019年は12試合)行っている千葉県内各地での主催試合のひとつ、イースタンリーグ公式戦のVS横浜DeNA二軍横須賀ベイスターズ戦であった。

 未踏の球場への良い誘い水となるこのロッテ二軍の千葉県内開催。気付けば船橋習志野秋津(現第一カッター球場)浦安柏の葉ときて、ここが5球場目となった。マリーンズファンでもないのに……。

 

 

 サラリーマン時代は千葉市在住だった時期もあったのだが、用事も縁もなかったため、蘇我より先に行ったことが一度もなく。ゆえにもちろん初めて足を踏み入れたゼットエーボールパーク。

 バックネット裏から見る、フィールドの全景がこちら。サイズは両翼98メートル、中堅122メートルと、地方球場としては立派なサイズ。

 色々調べてみたのだが、「1999年に改修され、人工芝化」という情報しかヒットせず、球場そのものがいつ完成したのかは分からなかった。ご存知の方がいらっしゃったら、ご教示頂ければ。

 

 この球場、地方球場には珍しく内外野ともに人工芝が敷設されているのだが、さら珍しいのは……

 どういうわけだか、内野と外野とで敷設されている人工芝の種類が全然違うのである。

 内野の方は、見た感じどこにでもある極々一般的な野球場の人工芝なのだが……

 外野の方はかなり短い毛足の上に砂がたっぷりと撒かれた、まるっきりテニスのオムニコートのようなサーフェスとなっていた。

 見るからに固そうなこのフィールド。プロの選手が飛んだり滑ったりしても大丈夫なのだろうか…?

 

 内野スタンド一塁側の一番端から眺める、メインスタンドの様子

 バックネットは背もたれ付きの独立椅子、一三塁側はご覧の通りのベンチシートという構造の内野スタンド。バックネット裏には小ぶりとは言え屋根が付いているのだが、この試合では全く役に立たなかった話は、試合編で詳述する。

 

 内野スタンドの最上段から球場の外に目をやると……

 木々の向こうには、京葉工業地帯のコンビナート群(の先っちょ)が見える。

 そのそもこの公園は、工業地帯からの大気汚染などを緩衝するための役割も担っているらしい。

 

 内野の半分と外野は、芝生席となっていた。

 せっかくなので行って撮ってきた写真がこちら。

 ご覧の通り結構広いが勾配が緩めなので、ここにパンパンに観客が入ったとしたら、ちょっと見にくそうである。そんな状況がどれだけあるのかは存じ上げないが。

 収容人員数は、内野スタンドが約2700名、芝生席が約7100名の計約9800名とのこと。

 

 かまぼこ型が特徴的なスコアボードは、磁気反転式。

 「ベイスターズ」も「マリーンズ」もカナカナでフルネーム表記されているが、そこまで頑張らなくても、ここは「DB」と「M」でもよかったのではなかろうか……?

 

 全6基の照明塔を擁するこの球場。

 光量としてはやや物足りないが、それでも二軍のナイトゲームは十分に行えるレベルで、この日の試合も16時プレイボールのナイトゲームであった。

 

 

 全面人工芝に、ナイター照明完備と、こじんまりとはしていながらもなかなか立派な球場であったこのゼットエーボールパークで観戦した試合の話は、また次回に。

 

 

 雨に観戦環境が大きく左右される梅雨時の今日この頃。雨の影響を受けない当スタジアムへの皆様のご来場を、引き続き心よりお待ちしております。