【尾張名古屋のプライム体験 ~桃色行脚'19~】 | 監督のささやき戦術

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 3年ぶりにナゴヤドームへと足を運んだ、先日の休場日の日曜日。

 『桃色行脚』の裏テーマのひとつである、「各地の野球場のちょっと変わった席種に座ろう」活動。今回のナゴヤドームでも初体験のちょっと変わった席種を試してきたので、ここに紹介させて頂く。

 ※試合の話はこちら

 

 

 今回初潜入を果たした席種はこちら。

 ナゴヤドームの4階席にある、『プライム・ツイン(外野)』である。

 

 例によって遠景で球場内の位置を説明すると……

 赤で囲ってあるあたりが、その『プライム・ツイン』のエリア。

 ご覧の通り、内外野スタンドと5階のパノラマ席の間に位置し、内野後方から外野のビジョンの真下まで、かなりワイドに展開。写真は三塁レフト側だが、一塁ライト側にも同じ席がある。

 馴染みのある球場でいえば、東京ドームの『バルコニーシート』によく似ている

 

 エリア内はおおむねポールの真後ろあたりを境界線に、『プライム・ツイン(内野)』と『プライム・ツイン(外野)』に分けられており、内野の方はシーズンシート限定(2席997,000円)となっている。

 

 

 その『プライム・ツイン』エリアの中は、こうなっている。

 『ツイン』という名の通り、2席一組のテーブル付きシートがワンボックスで、それが4段にわたってずらりと並んでいる。

 「全席通路側」という触れ込みになっているが、上掲の写真のように、ボックスの並びが「1・2・2・1・2・2」という法則になっているので、2ボックス並びのところは、厳密にいうと通路側なのはひとりだけ。

 座席番号の下一桁が「0」と「5」が独立席となっているようなので、購入時に選べるようであればそこがお勧めである(そうと知らずにチケットを取ったこの日だったが、運よく「0」の席であった)。

 

 こちらが座席表。

 百の位が列で、下二けたがボックス番号となっているので、77×4×2で616名、両翼合わせて1232名定員という計算。なかなかの収容力である。

 

 席からの眺めはこんな感じ。

 この日の席はあいにくとポールが視界を妨げてしまうあたりになってしまったのだが、エリア内は前後の高低差がしっかり取られているので目の前の観客が邪魔になることもなく、フィールドを広々と一望できるなかなか素晴らしい見晴らしであった。

 

 フィールドの一部の見切れへの対応として、こういった設備も。

 等間隔でずらりと並ぶ中継用のTVモニター。場所的にスコアボードが見えない分、スコアやカウントの確認に重宝した。

 

 すぐ真下には外野スタンドが。

 名古屋に大集結した同胞犬鷲ファンたちの歌声を足元に聞きながらの観戦が楽しめた。

 

 『プライム・ツイン』エリア内外野共通のコンコース。

 かなりゆったりとした空間に、売店、トイレ、喫煙所、キッズスペースなどが用意されている。もちろん4階は『プライム・ツイン』専用フロアなので、混雑知らずで非常に快適であった。

 

 『プライム・ツイン』エリアの特徴のひとつがこれ。

 各テーブルには、売店で扱っている飲食物のメニューが貼り付けられているのだが、そのうちの約半数ほどは……

 女性スタッフがワゴンで売りに来てくれるのである。その代わりにエリア内にビールなどの売り子はいない。

 

 そしてもうひとつの特徴がこちら。

 弁当とワンドリンクがチケット代に含まれているのである。しかもご覧の通り、球場で販売されているような使い捨て容器のものではなく、結構しっかりとした仕出し弁当的なものが。

 写真からお察し頂けるかは分からないが、内容やボリューム的には、わりと年配の方向けと言える弁当で、お子様だとちと満足度が低いかもしれない。

 ドリンクは売店まで取りに行くのだが、ビール、ソフトドリンクともに販売サイズよりもやや小さいカップでの提供であった。

 

 札には「スタッフに申し付けください」とあるが、実際は座るやいなやスタッフがすっ飛んできて、「弁当お持ちしてもよろしいですか」と聞いてきてくれた。

 途中暇つぶしに数えてみたのだが、常時12~3名ほどのスタッフがエリア内を巡回しており、客席のケアは万全の態勢であった。

 

 

 弁当と言えば、お隣の『プライム・ツイン(内野)』は内容が違うらしいことを、出ていた見本で知る

 さすがシーズンシートオーナー様向けというべき立派な二段重

 出入り口やトイレなど、フロアは一緒だが、庶民と選ばれし高貴な方々との差を思わぬところで見せつけられる。

 

 

 そんなゴージャス弁当付きの内野の年間997,000円に対し、外野は2席一組でこの日の価格で8,800円、つまり一人4400円

 外野に位置するのでもちろんダイヤモンドは遠いが、人口密度の低いエリアの、ゆったりとした快適なパーソナルスペース、さらに弁当とワンドリンクがつくことを考えれば、かなりコストパフォーマンスが高い席と言えよう。現に人気席種のようで、ファンクラブのチケット発売日にアクセスした時点で、既に残席極僅少であった。

 ホームでもビジターでも、外野の応援の雰囲気を間近に味わいながら、ゆったりと観戦したいという方には非常にお勧めできる良席種である。

 

 

 いつか場内に珍席種を作るための研究に余念がない(だが今のところそれを活かす予定がない)当スタジアムへの皆様のご来場を、引き続き心よりお待ちしております。