久々に、すごい才能~~!!と感嘆してしまったのが、
5月に聴いた、クラシックの祭典、「ラフォルジュルネ」で出会った

「トーマス・エンコ・トリオ」の演奏。。

ラフォルジュルネは、毎年、生徒さんがチケットをとってくれるのですが、
何気なく、「ラフォルジュルネでジャズなんてめずらしい~」と思って
予約したのですが・・

もちろん、トーマスエンコトリオという名前は初めて。

でも・・

その卓越したセンスと演奏スタイルに感激して、その後にプロフィールを調べたら・・

1988年、パリで音楽一家に生まれる。3歳からヴァイオリン、6歳からピアノ、
クラシックとジャズを同時に習い、9歳の時には、ジャズの有名トリオのフェスティバルで出演。2005年にパリの名門コンセドヴァトワールに入学、初アルバム、その後、世界中を演奏旅行している・・という、そうそうたる経歴。

なんといっても、まだ25歳なんです。。すごすぎ~~~

ラフォルジュルネの数日後には、モーションブルーYOKOHAMAでトリオを聴き、
つい先日は、コットンクラブでのピアノソロライブも聴いてきました。

もちろん、アルバムも・・

私の今までのジャズのイメージは、とにかく、「体感」
メロディーというより、身体でのる、という感じだったのですが、
トーマスのつくる曲は、

ピアノの音色は酔わせるような、透明感のあるタッチで、メロディーも美しい。
音色の美しさを保ちつつ、ダイナミズムもすごい。
激しいところは圧倒される演奏力です。

楽曲は絵画のような世界観、そして、まるで、抽象空間に描かれた絵でありながら、
それがムービーのように場面が移り変わり・・

そして、映画をみるように、聴いている間は、トーマスの世界観の中にとりこまれて、
体感しながら、堪能する・・

そんな感覚なんです。
まさに、クラシックとジャズの融合、という感じがします。

ラヴェルも、アメリカ演奏でジャズに影響を受け、ボレロやピアノ協奏曲は、ジャズ的な
テイストが盛り込まれているのですが、

トーマスの曲の中の、「ゴースト」という曲など、ラヴェルのピアノ曲、「夜のギャスパール」の一部を彷彿とさせるようなところもあります。

それにしても、ちょっと調べたら、演奏旅行は随分と、ハードなんですよね。。
コットンクラブでのトーマスは、その1週間前に日本に到着して、軽井沢やら四国やら、あちこち回っていたせいか、日本の猛暑のせいか、
5月の時より少し疲れているような印象がありました・・

ピアニストも、肉体労働ですので、体調にはくれぐれも気を付けて
稀有な才能を、大事にしてほしいと思いました。
(まるで、母親みたいですね 笑)