173<結婚で揺れ動くM会衆>

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<結婚で揺れ動くM会衆>

 

結婚することになった兄弟が、プロポーズ

として贈った聖句が、物議を醸しだしていた。

 

『あなたはたくさんの花の

中にあって、際立って美しいユリの花のようだ』

と昨日表現したが、ソロモンの歌に

『娘たちの中にあって、とげ草の中のゆりのようだ』

というのが正解だった。

独身姉妹たちが、どうしてあんなに

過剰反応したのか更に理解できた。

 

独身姉妹たちは、自分たちのことをとげ草

表現されたことに、大いに自尊心を傷つけられたのだ。

まだ、花くらいならいいが、とげ草だったからいけなかった。

 

しかし、当の兄弟にとっては、

花もとげ草も変わりはなかっただろう。

むしろ「荒野の中に咲くゆり」くらいに表現

してもいい所だっただろうと思う。

 

文句を言っていた姉妹に

「ぺんぺん草でも何でもいいじゃない!」

と言うと

「“ぺんぺん草”ならまだしも“とげ草”よ!」

と怒っていたのを思い出す。

「雑草でも毒草でもいいじゃない!枯草かもしれないわよ」

と自尊心のなかった私は、平気で言い放っていた。

 

結婚のプロポーズの言葉は、

他人には言わない方が賢明だと思った。

浮かれた本人たちは、そんなに物議を醸す

とは思っていなかったのであろう。

そして、わずかな人に言ったのが、

広く伝わってしまったようだ。

 

結婚することになった姉妹に思いを

寄せていた兄弟たちに落胆の表情が走り、

結婚に希望を寄せる姉妹たちから

ため息が聞こえてきだした。

 

そうして会衆が揺れ動いていたので

ある長老は「結婚は半霊的なことだ。

重要なことなので、結婚したい人が

いるなら申し出てください」と言い出す始末だ。

 

ついに「半霊的なこと」など、

聖書にも組織にない言葉まで使いだした。

 

それをある姉妹から聞いた時、私は正直呆れて言った。

半霊的なんて言葉、聞いたことも見たこともないわよ!

結婚は確かに霊的なことに大いに影響を

与えるけど、きわめて肉的なことじゃない!

肉欲に負けた結果でしょ?どこに霊的な要素があるの?

結婚は祝福だと聖書にあるけど、霊的なこととは関係ないわよ」

 

その半霊的な長老は、独身姉妹に一人一人声を掛け

結婚したいかどうか聞いて回っていた。

この際、近隣の会衆にも声を掛け

独身JW同志をくっつけて

落ち着かせようという魂胆だ。

成果があったかどうかわからない。

 

私にも聞いてきたので

「私なんか相手にしてもらえます?」

と逆に聞くと、絶句したまま去って行かれた。

・・・なら、最初から聞くな!

 

さて、その兄弟姉妹の結婚式で

リベカの寸劇を上演することになった。

P③姉妹がリベカ役を主演した。

 

録音した音声に合わせて、パントマイムで

振りを舞台で演じるのだ。

アパートでも練習をしていており、

私も一緒に振りを考えたりしていたので

劇の内容は分かっていた。

 

本番の結婚式の劇の上演中、

私は裏方の用事をしていて劇が見れなかった。

 

結婚式が終わった時、会衆の人は

「P③姉妹きれいだったね?」と感心して

私に話しかけて言われていたが、

私は見ていないので「そうお?」とだけ答えた。

 

すると、私がP③姉妹に「やきもちを焼いている」

といううわさになっていた。

 

その焼きもちの噂の件で、わざわざ

抗議してきた姉妹がいたのだ。

私は「劇を実際に見ていなかったので

わからなかったのだ」

と答えても信じてもらえない・・・?!

 

どうして、悪いことの方を頑として信じるのだろう?

さらに、「どうして劇をみなかったのか?

それとも、見たくなかったのか?」としつこく聞いてきた。

こんなことなら、あの時、適当に「そうですね」

上辺だけで答えておけばよかった。

 

果てには「私“も”」その結婚した兄弟のことが

好きだったのかと疑ってくる有様だった。

 

結婚で揺れ動いた会衆から受けた

飛んだトバッチリだった。