あたしが小学3年生の時、兄は中1
ヤンキーだった兄貴は
家庭内暴力を振るってたの
ばぁ~ちゃんやTちゃんに手を上げた
ひどい時には、金属バッドを持ち出して
ばぁ~ちゃんを叩いたり・・・
ばぁ~ちゃんが殺されちゃう・・・って
思ったあたしは、珍しく産みの母親が
ふらっと顔を出したときに言ったの
『ばぁ~ちゃん殺されちゃうよ?兄貴に』
Tちゃんも、一緒に現状を説明したら
母親はすぐ動いた
兄貴に、一人暮らし用のアパートが
用意されたの
当時のあたしたちが住んでるところより
はるかに立派だった(苦笑
とにかく兄貴を
ばぁ~ちゃんから離すのが先だった
当時の兄貴がなぜ
暴力を振るったのか?
兄貴は、ばぁ~ちゃんを殴る前に
『金を出せ』って言ってた
兄貴は母親から
隠れてお金を貰っていたらしく
金銭感覚がおかしかったのかもしれない
兄貴も、どうしていいのか
わからなかったのかな?
お世話になっているばぁ~ちゃん
Tちゃんの生活費より優先に
兄貴に小遣いを渡している
母親もどうなのか?
兄貴が離れてしばらくして
ばぁ~ちゃんの様子が
おかしな事に気がついた
朝、自分で言った事を忘れてるの
何だかおかしい・・・
Tちゃんと病院に連れて行くことにした
当時、あたしは小学5年生だった
病院に行ったら
思いのほかヒドイらしくて
大きな病院を紹介された
貧乏だったTちゃんは
ビビったみたいだけど
行かなきゃ!って事で
病院に行った
そこでテストがあった
ばぁ~ちゃんに名前、住所を聞く医者
なんと・・・
ば~ちゃんは何も答えられなかった
あたしもTちゃんもビックリ
本当の地獄はこれからだった
続く