30年ほど前のアメリカ留学の話です。

 

もう段々と卒業が見えてきました。

 

私がアメリカにいる間に、アメリカを見てもらいたいと

 

順番に家族にアメリカにきてもらいました。

 

一番初めは、一番下の弟(当時大学生)が1人でサンフランシスコにきて

 

一緒にサンフランシスコとサンディエゴの旅をしてから私のいた大学町にきてもらいました。

 

次は、妹が両親と連れてきてくれました。日本はGW中。

 

私は学期の途中だったので

 

週末に1泊だけカナダのレイクルイーズへ旅行にでかけました。

 

そして、最後は卒業式。6月です。

 

またもや妹が私と年子の弟を連れてきてくれました。

 

なんと妹、弟は当時社会人。妹は2か月連続でアメリカに来たわけです。

 

会社に結構ひんしゅくを買ったのではないかと思います。

 

卒業式は大学の大きな体育館で執り行われました。

 

あのマントのようなものを羽織ってといっても薄っぺらかった。

 

四角のタッセルのひものついた帽子とで15ドルくらいだったかな。

 

マントを着て帽子をかぶるとさすがに気持ちが引き締まりました。

 

と言ってもアメリカって良くも悪くもいい加減。

 

卒業式名簿があるわけではなく、出席者も当日、たしか学部ごとに

 

並んでいたような、、、参加してもいいししなくてもいいみたいな。

 

で、私も舞台のそでで並んでいて、司会?アナウンスする方?に

 

自分の名前を紙に書いて、発音を伝える。

 

その方がマイクで「Ms ○○○○!!!!」と大声で紹介するのです。

 

私は舞台の真ん中に出て行って卒業証書を受け取って

 

舞台上で観客席に手を振って舞台を降りるのです。

 

弟たちがどこにいるかあらかじめ聞いていたけれど、もうこちらからは

 

大勢の人と大きな歓声でお祭りムードなんです。弟たち全然どこにいるかわからない。

 

まあ。予想はしていたけれど。

 

で、終わって出てきたら弟たちが待っていた。

 

弟と妹「何度も大声で名前を呼んだけど聞こえた?」

 

私「いやいや全然聞こえなかったわ。だってあれだけの人がいるもんね」

 

ということで卒業式を見てもらえました。

 

補足  映画とかでよく見る卒業式のあの帽子を空に向かって投げるというやつ。

    当時はそれは母校の大学では禁止だった。

    どうやら帽子は四角で角があり、結構硬い素材でできている。

    空高く上げた帽子でけがをした人がいたらしいので禁止になっていた。

    今はどうなんだろう?

 

 

本当はここで卒業でしたが、私そのあとの、夏のサマースクールを受講した。

 

サマースクールだけは授業料が安かったのと通常の学期よりも短期間なのに

 

同じだけ単位取得が可能というお得がいっぱいのサマースクール。

 

そして成績が悪かった科目を再受講して、成績が前回より上回ったら

 

良い成績が上書きされるというシステムだった。

 

当時、ちょっと欲をかいて、大学院進学しようかなと考えていた時期があった。

 

とはいえ、大学院は大学進学よりも相当難しかった。

 

アメリカ人でも留学生でも大学院へ行くひとは、GREという英語のテストを

 

受けないといけなかった。

 

MBA(経営大学院)に行く人はGMATを受けないといけなかった。

 

ちょっとGREの勉強を始めたら、まあ。アメリカに住んでいるのに

 

全く見たことも聞いたこともない単語だらけだった。

 

ちょっとやってみたけど、、、、断念。

 

 

ということで8月のサマースクールが終わってから荷造りをして、

 

帰国の途中でハワイにちょっと寄って数日すごして日本に帰ったのでした。

 

 

で、妹と弟たちとは、卒業式のあとに一緒にまた旅行にいったのです。

 

つづきは次回へ。