学生時代にとある病院でアルバイトしていた時の

 

話です。もう30年以上前です。時のたつのは早いですね。

 

 

さて、当時、アルバイトしていた病院は

 

250床くらいの中規模病院です。

 

寡黙で無表情で、挨拶ぐらいしかしたことない

 

院長先生。

 

KO大学医学部卒のエリートです。

 

病院の事務長は院長先生の弟さん。

 

院長先生のお父様が開業した病院ですが

 

お父様は私が勤務していた頃にはもう引退されていました。

 

さて、院長先生には娘と息子が一人ずついました。

 

娘さんは お嬢様大学で有名な某女子大卒業し、就職。

 

息子さんは、医学部になかなか合格できず二浪か、三浪だったかで

 

K沢医科大へ入学されたそうですが、

 

なかなかストレートで卒業できず、もたついていると聞きました。

 

トータルで何年かかったか聞いてませんが、

 

今は息子さんが病院を取り仕切っているそうです。めでたし、めでたし。

 

ここからがちょっと面白い話。

 

病院はドクターが毎日誰かしら当直されます。

 

当直手当もでますので、若いドクターがよくされていました。

 

夕方5時からが当直体制になります。

 

時々、当直体制の時間帯になってから、院長先生の奥様が

 

医局にやってきていたそうです。

 

話がしやすいドクターの時を狙っていたのではと思います。

 

目的は妙齢になってきた娘の結婚相手を探していたようです。

 

あるドクターに「誰かいい先生はいないかしら?」と。

 

ドクターは「そうですねえ」と話を合わせるもどうしていいかわからず。

 

誰を紹介していいものやら、紹介されるドクターも病院長の娘さんなので

 

簡単に紹介するのも会うのも難しいですよねえ。

 

というわけで、適当に話半分につきあっていたそうです。

 

ところが、そのドクターのお友達がとある合コンに参加したら

 

そのお嬢さんが参加されていたんだとか。

 

医者の世界は意外に狭いんだとか。

 

お嬢さんもお医者さんを探していたんですねえ。

 

とっても積極的で、カップルになられてしばらく付き合っていたそう。

 

 

 

それからしばらくして、、、

 

官僚の方とご結婚されたと奥様が当直中のドクターの

 

ところに報告しにきたんだそう。

 

おめでとうございます。

 

知らぬは、母なり。

 

#院長先生の娘の結婚