9/12 小郡での高知戦でした。
小雨が降ったり止んだりする不安定な天候の中、たどり着いたバックネット裏のスタンド。
雨が降りしきる中、精一杯の声を張り上げている応援団。
エース・西川徹哉のペースにはまってしまい、点の取れないRW。
そこへ松葉杖をついた赤いジャージ、短パンの男性がおもむろに現れて、ネット裏の席にようやくたどり着きました。
一瞬サッカー選手のようにも見えましたが、胸番号の10でその人が誰なのかわかりました。
RWはしょっちゅう観にきているというのに、こんなに近くではっきりと彼の顔を見たことがなく、私はつい凝視してしまいました。
彼はグランドよりもさらにスリムで手足も細く、顔も小さい印象を受けました。
そのうち、彼は席を変えて、上段の席で少年たちと穏やかに談笑しながら試合を見ていました。
やがて雨が強くなり、自分はその席で傘を広げ、真っ直ぐにグランドを見つめていました。
傘の向こうに出口へ向かう人の姿がありました。
ちょうど、彼は松葉杖をついて、出口へ向かうところでした。
全身を松葉杖に預けるような、引きずるような歩み。
今までに見たことのない鋭い光を放つまなざし、口元は固く結ばれ、強張った表情。
怒り、もどかしさ、悲しさ。表現できない複雑な想い。
気軽に声などかけられない緊張感がそこにはありました。
プロフェッショナルだけが持つ顔を見た気がしました。
RWは優勝を逃し、本人としては今季は不本意な終わり方ではなかったかと思います。
しかし、来年29歳という年齢を迎える年にも、RWでの残留を宣言し、彼の集大成とも言うべき野球を見せてくれることになりました。
ヒーローインタビュー中、絶句したインタビュアのマイクを引ったくり、ワンマントークショーをしてしまったり、となかなか面白い彼なのですが、(後でこのことを聞いたところ「助けてあげようと思った」とのことでした。優しい人です)、野球への情熱とともに人を楽しませたい、そのためには自分が何でも一番でないと気がすまない、そんなオレ様流的なこだわりのある人なんだと思っています。
オレ様主義、大いに結構。来季の牽引は任せました!