早くしなさい
HURRY!!!

その言葉を避けていた


でも、今日はそう言っている自分に気がついた。


思い起こせば、私も子供の頃、
私もよく、ゆっくりというか、のんびりというか、
いつもせかされて、早くしなさいと言われて育った記憶がある。



何でできないの?
出来なかったら恥ずかしいのよ?

そうも言われていた
そして、
自分も息子に言ってしまってた。



元来私は 恥ずかしい人間だと思っているところがある。
いや、それに気がついた。


できないことは 恥ずかしいこと
それは 私の人生のすべてを支配している
現在もまだそう

出来てこそ 合格
やっとゼロに立てるみたいな そんな感覚に近い。







先日個人面談があった。
そこでいろんなことを先生とお話をして、先生に言われたのは

息子さんは 頭がいいので単発で単語を覚えるのではなくて
本をたくさん読んであげてください。とのことでした。
そうすると もっと 自分の気持ちを言葉で文章で表現できるようになるからって。

読み聞かせは大事ですよって。

今すぐどうにかこうにかってことじゃないのはわかっているんだけど
新たな挑戦を強いられると またこれは ストレスにもなるわけで。



私自体は本はそんなに大好きって言うタイプではなくて
むしろ 旦那のほうが本を読むし

聞いてないのに 本を読み続けるって言うのは 私にとっては もう酷でしかないというか
本当に疲れる作業であるわけで。


先生も
ただ読むのじゃなくて 子供の様子を感じながら
また 子供に 文章から、また絵から読み取れることを質問してみたりとかしながら
子供がちゃんと 集中して聞いていないとわからないようなことを聞いてみたりとかって
Engageさせながら 読み進めていくんですって言われて

私にはそれはとても難儀なことに見えて仕方なかった。
一日二日やってみた

夜寝る前に 本を読む
ひとつの本をしばらく繰り返しっていわれたけど
違う本を読んでみた。

初日は とても 泣き叫んで、テレビで育ってきた子供を
本に慣れ親しませる
先生は 息子さん本好きですよっていうんだけど
うそでしょう と思った。


初日は大変だったけれど
二日目、やっぱりちょっと 泣き叫んでいたけれど
三日目、ちょっと変化が出てきたか
眠くはないけれど、すんなりベッドにいってくれた

寝るのには時間がかかって、ベッドの上で布団や枕のうえに ジャンプしていたらしいけど
それでも 30分前後で寝た様子だった。


やっぱり 本の効果はあったのか。
しかし わたしは 精も根も尽き果ててぐったりだった。


先生の教育理念についても聞いてみた。
同窓の先輩である、息子の先生ではあるけれど
私も同じ教育を受けているのではあるのだが、
何が大事なのかということが 見えていない 答えが出なかった。

個性を尊重するって言うことですか?

いや きっとそういうことではない気がする。


この年代の子供たちには まだ ”価値”が存在していないまっさらな状態である


価値が まだないところに
子供たちに 価値を教えていく それが 教師であるし
また 家庭にいる母と父でもある

それを 改めて 先生とお話をして 再確認をさせられ
責任の重大さを痛感し、
その重さにつぶされそうになる。





本当に自分に向き合うことがとても増える
そしてそれは 更に辛くて 涙を伴うこともアル


今日は 自分のそこのそこまで降りていって、
何かが一気に噴出すように
泣き崩れ、色んな言葉を発し始めていた。

声の出ない涙として 出てきてた

自分でも驚いた


胃の調子の悪さや 消化不良、嘔吐は多分ここからきていたのかと
なんとなく思った。 
どことなく 消化しやすいかんじがする。





自分が恥ずかしいよって 教わってきたこと
いけないんだよって 教わってきたこと

本当は 大したことじゃなかったんじゃないか
いまだにぬぐえない 自分を苦しめている間違っている価値観

家族のせいにはしたくないけれど
確実にそこには いまだに存在してる 
その 形には見えない価値観


自分が 変わっていかなければ 子供たちにも影響があるんだと思うと
重大責任なのだ



しかしながら、やぱり 
息子の言葉の遅さ、コミュニケーションスキル等
幼稚園に入ってから確実に進歩しているけれど
話もまだ聞けなかったり、言われたことに対して答えられなかったり

平均よりは確実に 遅いわけで。

4歳の時点で 知らない人の会話を100パーセント理解できるようになっているのが
普通らしい
3歳では半分から75パーセント位だって言ってたかな。

小児科の先生にも もし そのあたりが 気になるようであれば
四歳になる前に また 連れてきてくださいといわれた。



母の努力次第で どうにでもなるのか
正直自信がない


アルファベットや ひらがな毎の 単語のビデオを喜んでみる息子に
文章を作れるようになる能力があるのかと 頭を悩ませる し

なにより
私が 根気強く 本を読み続けるということが 出来るのか
体力的にも 気力的にも。
そこが なによりの ポイントになってくるのだけれど


かあちゃんは もう 疲れちゃったんだよ

先生には お母さんが疲れないのが一番大事って言われたけど

結果が出ない息子の進歩
それだけで なえるし 苛立ちも さらに 募ってしまうから。
あたってしまうこともあるし。

何でわからないんだよ!!!

ひどい母親だよなぁ


何でうちの子だけ こんなに馬鹿なんだろう
馬鹿じゃないんだけど 遅れてるんだろうって
比べるのは ナンセンスなのは重々承知
しかし いつもうちは なにかしら 問題がある気がしてならない


となりの芝生は なんとやら ってことなんだろうな きっと。


母の戦いと葛藤は 続きます。永遠にです。