今朝の藤井海岸。

 

何だか、つい最近まで、暑い、暑いと、言っていたような気がしますが、昨日、今日と、冬の入口のような寒さ。

やはり、気候が、変ですよね。

このまま、寒くなるのか、それとも、一度、また、秋に、戻るのか。

 

堤防の上に、鳥たちが、並んでいます。

 

灯台の周辺には、漁船が。

この辺りが、漁場なのでしょうかね。

 

さて、少し、余談。

 

昨日、「退職代行」の会社に、警察の強制捜査が入ったという話。

この「退職代行」については、以前から、「非弁行為」なのではないかという話がありましたよね。

しかし、今回の捜査は「非弁行為」ではなく、「弁護士に、報酬を貰って、仕事を斡旋した」という「弁護士法違反」の容疑だということ。

報酬を貰って、弁護士に、仕事を依頼するということは、違法行為だったんですね。

知りませんでした。

 

この「退職代行」という仕事については、人によって、様々な意見があるのではないでしょうかね。

やはり、会社を辞めたいという意思くらい、自分で伝えないと、と言う人が、多いのかも知れない。

特に、年齢の高い人には。

しかし、個人的には、この「退職代行」という仕事は、あっても良いのではないか、と、思うところ。

僕のように、気が弱く、人と話すことが苦手な人間にとって、やはり、「会社を辞めたい」とは、言いづらい。

特に、人手が足りない、自分が居なくなれば、たちまち、仕事に困るだろうという職場で、仕事をしている場合には。

 

また、いわゆる「ブラック企業」と呼ばれるような、パワハラや、理不尽な要求に晒されている社員にとっても、「退職代行」は、有り難いものでしょう。

自分から「会社を辞めたい」などと言えば、何をされるか分からない。

そもそも、素直に、会社を辞めさせてくれないかも知れない。

そのような会社に居る場合には、自分自身で、会社と交渉など、満足に出来る訳もない。

このような場合、「退職代行」は、有り難いものでしょう。

 

しかし、個人的には、「退職代行」は、あっても良いものと思いますが、現在のように、一般の会社が、この「退職代行」を行うというのは、少し、問題があるのではないかと思っている。

それは、やはり、「非弁行為」との関係。

やはり、「会社を辞める」ということは、様々な「契約」、つまり「法律問題」が関わることにもなるのでしょうから、やはり、法律の専門家が、業務として、この「退職代行」を、行うべきなのではないかと思うところ。

例えば、社会保険労務士や、行政書士など。

 

確か、法律的には、会社を辞めたいという意思を伝えれば、自由に、会社を辞めることは出来るはず。

しかし、やはり、仕事とは、人間関係から成りたつものですから、そう簡単に、法律で割り切れることも出来ない場合もあるでしょう。

そういう、嫌なしがらみを断ち切るためにも、「退職代行」自体は、あっても良いものではないですかね。

 

さて、この「会社を辞める」という行為。

 

ちゃんとした手順を踏んで、円満に、会社を辞めるという場合ばかりではない。

僕自身にも、一度、経験がある。

 

今から、20年ほど前に、勤めていた会社。

入社をして、二年近く。

毎日、毎日、怒鳴られるのが嫌で、「体調が悪い」と言って会社を休み、そのまま、行かなくなった。

すると、数日してから、会社から電話があったので、その時に、「辞めます」と伝えた。

すると、「会社に、書類を取りに来い」ということだったので、行きたくなかったのですが、行かなければ仕方が無い。

幸い、同じ職場の人と顔を合わせることなく、事務所で書類を貰うことが出来た。

書類など、郵送してくれれば良いのに、と、思ったが、そうも行かないのでしょう。

 

その会社に居た時、入社して、一ヶ月くらいの、恐らく、20代前半くらいの男の人が、午前中は、会社に居たのですが、午後、姿が見えない。

どうしたのだろうと思い、会社から、その人の家に、電話をしたそうですが、誰も、出ない。

それで、会社の人が、家に行ってみたそうなのですが、どうも、誰も居ないようだったという話。

結局、その人は、そのまま、会社に来ることは無かった。

 

今の会社に勤めて、15年くらいになるのですが、その間にも、おかしな辞め方をした人が、何人か。

 

まずは、派遣社員として来た、30代くらいの女性。

どうも、自分勝手で、協調性の無い人だった。

そのため、社長も、気に入らなかったようで、「契約の更新はしない」と伝えたところ、翌日から、会社に来なくなってしまった。

会社から電話をしても、電話に出ない。

そこで、派遣会社に連絡をし、派遣会社の方から、その女性のところに電話をしたのですが、やはり、電話に出ないということ。

当然、後は、そのまま。

 

5、6年くらい前のこと。

50代半ばくらいの男の人が、入って来た。

しかし、二ヶ月が経つ、手前くらいのところで、突然、会社に来なくなった。

一体、あの人は、どうしたのだろうと思い、事務所の人に、「あの人は、どうしたのか」と聞くと、「辞めたらしい」と、言うこと。

50代半ばという中年男性でも、こんな辞め方をするのか、と、驚いた。

こういった辞め方をするのは、若い人ばかりではないらしい。

 

そして、二年近く前。

60代手前くらいの人が、会社に入って来た。

しかし、最初の給料日の次の日から、会社に来ない。

また、どうしたのかと、事務所の人に聞いてみた。

すると、「給料が少ないから、辞める」と、電話があった、と、言うこと。

良い年をした人が、何だかな、と、思ったところ。

 

このように、周囲を気にすることなく、堂々と、会社を辞めることが出来れば(たとえ、常識が無いとしても)、「退職代行」は要らないでしょうが、そういう人ばかりではない。

なかなか、「辞めたい」と言いたくても、言い出すことが出来ずに、我慢をしている人は、多いのではないでしょうかね。