先日のGW合宿にTop East12、東京ガスの小関選手とキャプテンの穂坂選手が来てくれました。

 2009年12月に熊谷ラグビー場でTop East の東京ガス対NTTコミュニケーションズ の試合を(会場役員として)観戦する機会があり、お二人に会って、その時のことを思い出しました。

 その時点でNTTコミュニケーションズはほぼTop East での優勝を手中にしており、その時点で4位の東京ガスとは力の差があるように思え、一方的な試合展開になるのかなという先入観がありました。

 でも試合が始まると、東京ガスの選手はキャプテンの穂坂選手を先頭に献身的なタックルを繰り返し、アグレッシブにブレイクダウンにプレッシャーをかけ、素早い球出しを許さず、ディフェンスラインを破られても、必死のバッキングアップでゴール寸前でタッチに相手を押し出すなど、「NTTに決して試合の流れを渡さない!」という「気持ち」を前面に出した試合展開を見せ、前半をPG2つだけの0対6で折り返します。


 後半に入り、一進一退の攻防が繰り返され、お互いに1トライづつをとり5対13となった後の後半31分、自陣奥深くに蹴りこまれたボールをインゴールからタッチを狙ったキックがチャージダウンされ、そのままボールをおさえられてしまいトライ、結局この1トライが分岐点になり、最終スコア19対27で東京ガスは敗れてしまうのですが、東京ガスの選手のひたむきさ、泥臭さ(失礼ですが)に熱いものを感じることができた心に響く一戦でした。
 そしてこういうからだを張ったプレーの積み重ねがあれば、体格などの劣るチームも上位のチームに必ず勝つことができるのだという、自分たちにも通じる可能性を改めて再確認することのできた試合でした。

 また、この試合で小関選手の実戦でのスクラムを初めて見ました。前半のファーストスクラムでパックウェイトに勝るNTTにプレッシャーをかけられ、「これは相当押されそうだ」とドキドキしながら見ていたのですが、2本、3本と組むうちにいつの間にかスクラムが5分5分から東京ガスペースになり、セットを安定させてバックスにリズムよくボールを供給するようになると、後半は疲れの見えてきたNTTを押し込むまでになっていました。その老練な(これも失礼しました)スクラムワークはとても地味で決して試合の表面にあらわれるものでありませんが、現役時代HOだった私としてはその駆け引きとスクラムを自分のものにする技は感動的でさえありました。

 東京ガスの選手には「自分たちの可能性を迷いなく100%信じ」純粋に勝ちにいく姿勢をみました。
 ぜひうちの選手たちにも小関選手や穂坂選手の技術はもちろんですが、その裏にあるラグビーに対する思いや気概、プライドを学んでほしいし、またどうしたらそういう気持ちを勝ち得ることができるのかということを考えてもらえればと思います。

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