前回は化学を勉強する上で注意した方がいい点などを書いてみました


今回は参考書について、と参考書を使う際のポイントについて書きます

オススメ参考書など

自分がやった中でよかったものを挙げていきますが、やや難しめの本が多いので化学苦手な方は注意して下さい。


・医学部の化学


いきなりマニアックな本で申し訳ないです()


物理は違いましたが、化学のこれに関しては「医学部の」と書かれてる通り医学部志望専用の本だと思います


この本の良い点は


・A問題で標準レベルの問題の確認ができる

・B問題で難問に触れることで思考力を鍛えれる

・問題集では載ってないような医学部特有の問題がかなり網羅されてる

・論述問題がかなり多い


といった点です


論述問題がかなり網羅できたのが自分的にはよかったです


問題集自体は薄いのですが問題数はかなり多いので取り組むなら夏くらいから始めた方がいいです


・二次の化学が難しくマニアックな問題な医学部(京府医、滋賀医、奈良医後期など)を志望する方

・私立医を受験する方


は是非やってみて下さい


ただ難しめの問題集なので化学苦手な方はやらなくて良いと思います


特にB問題は慶医、京府医、慈恵医など化学が難しい大学が多いので全部できるようにする必要は無いと思います


自分はB問題で慈恵医の酸素ボンベの問題は最後までできるようになりませんでした…


それでも取り組んだ問題集の中では1番好きでしたが…(笑)


・標準問題精講


物理の標問と同じで、難関大学の化学においては標準だとは思いますが、一般的にいう標準レベルではないので注意して下さい!


この問題集のいいところは


・問題数が多すぎず取り組みやすい(かなり厳選されている)

・解説がめちゃくちゃ詳しい


点ですね


テキストの選定も河合のTテキに似てるので基礎シリーズのTテキ復習しすぎて飽きたという方にもオススメです


ちゃんと同レベルの初見の問題でも解けるかどうかチェックできると思います


受験校の二次の化学の問題がやや難以上の人は全員やるべき問題集かなと思います

が、医学部の化学でさっき挙げた志望校に該当する方は医学部の化学優先でやって下さい


・河合塾 Tテキスト

化学のTテキストは数学のTテキストと同じくらい良いテキストだと思います


基礎シリーズは、重問、新演習みたいなよくある問題集にあんまり載ってないけど入試で出たら必ず解かねばならない…というような問題が結構多い気がします


完成シリーズはよく難しいと言われますが基礎シリーズで習ったことを活かせばテキストの問題は解ける問題が多いです(中には知らないと解けない問題もありますが…)


自分はこのテキストと大西先生の授業のおかげで化学の成績がかなり上がりました!


詳しくは下のwiki見てみてください↓


河合塾 近畿地区wiki 理科-テキスト



ちなみに、今家庭教師をしているのですが、このテキストの問題を使いつつ大西先生の解法、考え方を教えさせてもらっています(笑)


・化学特講I(計算問題)


↓この記事で詳しく解説してます


たぶん全国の駿台で受けれます


質問箱で原点からの化学シリーズについて書いて下さいと言われたんですが、駿台文庫の化学の参考書に関してはやったことなくて全く知らないので書けないです、すいません。


・京大の化学27カ年



京大化学ってたぶん受験生一般が思ってるより標準的な問題が多めなので、難関大志望の人は演習用にめちゃくちゃいい問題が揃ってると思います

自分は平衡と有機の構造決定に関しては最強にしときたかったので、この2分野は特にやり込みました

この2分野を鍛えたい人には特にオススメです





問題集をやる際のポイント…


現役生当時、自分は重要問題集をやり込んでいました(理由はあとでも述べますが、自分の高校で重要問題集をやりこむ風潮があったからです)



当時、B問題も含めてやり込んで、載ってる問題はある程度解けるようになったのですが何故かそこまで成績は伸びませんでした…


特に理論化学が苦手でした


模試などでは初見の計算問題でよくわからず詰むこと多かったです


無機、有機はまだマシでしたけどね

(今思えば全然わかってなかったですが…)



自分が化学がある程度できるようになっていったのは、河合塾の大西先生から化学の基礎をちゃんと学び始めてからでした


つまり何が言いたいかというと


問題集に取り組み、間違えた問題を何回も繰り返し復習するのは


×問題集に載っている問題を解けるようにするため


◯初見の問題にも応用できる考え方などを身につけていくため


だということです


赤字で書いたような目的で問題集を運用していくためにはやはり予備校や塾でちゃんとした先生に習った上で取り組んでいくのがやりやすいです

(part1でも書きましたが…笑)


この点を意識して問題集に取り組むのがいいと思います

(これは数学、物理に関しても同じです!)


決して「これを3周する!」とかいうモチベで勉強しないで下さい


化学に関しては特に「〜周すればよい」という風潮が強い気がします


もしかしたら高校の先生がこういう指導をする人が多いからかもしれません


自分の高校の化学教師は


「とりあえず重要問題集3周くらいすれば化学は大丈夫です〜」


とか言ってましたがこれは大嘘でした


重要問題集が悪いのではないです


「とりあえずこれ1冊を3周やっとけばいい」


みたいな風潮が大嘘です


何周しようが、基礎わかってなければやっても意味ないです


当時の自分は基礎わかってないくせに「とりあえずこれを3周しよう…」という風に勉強してました


今思えばただの時間の無駄でした



これ読んでる現役生の方は、


こういうアホな化学教師の嘘に騙されないよう


僕がさっき赤字で書いたような目的で問題集を運用していって下さい









今回は以上です!


来週は何書くか何も考えません…国立前期の得点開示について書いてなかったのでそれ書くのもアリかな〜とも思ってます



再来週くらいから試験勉強したいので7月はしばらく記事出せないかもしれませんm(_ _)m


それでは〜




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