野菜炒めを作る時、
塩だけ入れるより、
コショウもふって、
ガーリックパウダーも入れて、
最後に白ワインをちょっとだけ効かせる
かなりおいしくなるんですよね。
もうね、
そこらの野菜炒めとは一線を画すうまさですよ。
人生もね、
ストイック過ぎる塩味だけだと、
つまんなくなるのよ。
欲望という香辛料もあった方がおいしくなる。
ただ、
コショウだけを食べる人なんていないでしょ。
コショウはあくまで、
素材を生かすものであり、
主役じゃない。
だから欲望を中心にもって来すぎると、
おかしなことになるというだけ。
性欲なんて、
一番下世話な欲望のように言われたりするけど、
もし性欲がなくなってしまったら、
人類は確実に滅びますからね。
出世欲や
承認欲求も、
香辛料としてうまく活用すれば、
人生という素材を生かすことになる。
欲望を無理になくそうとする必要もないけれど、
欲望に振り回される必要もない。
欲望は活用する。
欲望という熱源は
魂の歓びを
現実化させるための
添加剤として使えばいいんですよ。
そうすると聖なる情熱も、
よく燃え上がるようになる。
人生の主導権は自分がしっかり握った上で、
「こうなったら面白いだろうなあ
」とか、
「こんな生活してみたいなあ
」っていう欲望を持つなら、
行動する勢いも出るってもんでしょ。
でも、それが手に入らない限り、
自分は不幸だ
とか、
ダメな自分だ
なんて、
自己否定する必要はないんですよ。
それはいらない。
それが欲望にとらわれ過ぎている状態。
コショウだけ食べてるような状態ってこと。
そんなことしたら、
何がおいしいのかという味覚も崩壊し、
おなか壊しますよね（笑）
宇宙はあなたみたい人を創りたくて創ったんですよ。
あなたを生まれながらに素晴らしい最高傑作として創った。
だから、あなたも、
「この私で生きていく」
「この素晴らしい私に生まれてよかった」
「こんなにも素晴らしい私だから、
さらに面白いこと、さらに楽しいことを体験させてあげていい」
「大きく望み、どんどん実現させていい」
↑
このワクワクするスタンスでいっていいの。
手に入っていないことに必要以上にとらわれると、
かえって手に入りづらくなるという話をよくしますが、
それは何かを「欲しいと思っちゃダメ」っていうことではありません。
どんどん望んでいいと思います。
それが人間の（さが）なんだから、
それに逆らうこと自体が不自然なことなんですよ。
ただ、
今それを手に入れていないからと言って、
そういう自分を責めたり、
否定したりする必要はないというだけのことです。
今ある幸せを大事にし、
味わいながら、
さらに人生を楽しむために、
欲という香辛料を活用すればいい。
希望に胸をふくらませ、
歓びを持って大きく望みましょう。
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