心理学用語のウソとホント
本来なら、大学の講義などでしか聞かないような専門用語が一般に使われていることがあります。とりわけ心理..........≪続きを読む≫


上記の記事がありましたが、ちょっと補足が必要かなぁ~~~。


■吊り橋効果

吊り橋の方のチームではほとんど人から電話があったのに、
固定脚の橋のチームではそれが10%程度だったというのです。
ここから、「人間は(吊り橋の揺れによる)生理的興奮でも恋愛感情と誤認するものだ」
という推論を引き出します。

という箇所がありますが、これと同じような話で
揺らぎ効果というのもあります。
砂浜で静かに打ち寄せる波の音がきこえる状態だと
告白の成功率が高まるという実験もありました。
(海辺の開放感という気分の影響が取り除かれてないので、
波の音だけの効果とはいえませんが・・・)


■IQ

IQが高いということは、実年齢の割に精神年齢が高いということを意味
という箇所がありますが、

IQには上記のものとは別に
同年齢集団内での位置を基準とした標準得点としての
「偏差知能指数(Deviation IQ, DIQ, 偏差IQ、偏差値知能指数)」
というものもあります。

DIQを算出する方法の検査では、
(個人の得点 - 同じ年齢集団の平均) ÷([15分の1または16分の1] × 同じ年齢集団の標準偏差) + 100
で算出されます。
(ビネー式の場合は16分の1、ウェクスラー式の場合は15分の1を使用する。)

というわけで、IQがどちらをとらえているかで、
意味合いは変わります。


心理学は人と人との係わり合いをみていくのに
面白いですね。

心理学と経済学とがくっついた行動経済学という分野も
最近では人気があります。

でも、これらの学問は物理や化学みたいに、
誰がやっても100%同じ結果になるわけではないというのが
うまく活用につながらない理由なんですかね。