連日、領土問題を中心としたTV番がたくさんやってますよね。
日本からは竹島や尖閣諸島しいては北方四島は日本固有の領土であるという主張。
韓国からは竹島、一部の人は対馬も、中国からは尖閣諸島一部の人は琉球(沖縄)も、
ロシアからは北方四島はそれぞれ自分のものという主張がされてます。
これらの国には、共通した特徴があります。
日本の第二次世界大戦後の処遇を定めた、
サンフランシスコ講和条約にサインをしてないんですよね。
領土に関しては、サンフランシスコ講和条約で、
下記の最大支配下より現在の枠組みにしたわけだが、
日本の最大支配下地域
上記のものが、
により、
上記のようになったわけだが、
これにサインしたのは、
アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ボリビア、ブラジル、カンボジア、カナダ、セイロン(→スリランカ)、チリ、コロンビア(※)、コスタリカ、キューバ、ドミニカ共和国、エクアドル、エジプト、エルサルバドル、エチオピア、フランス、ギリシャ、グアテマラ、ハイチ、ホンジュラス、インドネシア(※)、イラン、イラク、ラオス、レバノン、リベリア、ルクセンブルク(※)、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ニカラグア、ノルウェー、パキスタン、パナマ、パラグアイ、ペルー、フィリピン、サウジアラビア、シリア、トルコ、南アフリカ連邦(→南アフリカ共和国)、イギリス、アメリカ合衆国、ウルグアイ、ベネズエラ、ベトナム国(→ベトナム共和国→ベトナム社会主義共和国)、日本
*署名順【日本を除きABCD順に署名している】。
*※は、署名はしたが批准していない国。
*→は署名後、国名が変わった国。
で、
韓国は日本と戦争状態にあったことはなく、連合国共同宣言にも署名していないとして
署名国となれないことをアメリカより通知され参加できず。
(韓国はアメリカに草案の段階で竹島の領有権の主張をしたが認められず)
中国に関しては、米国が中華民国が代表、英国が中華人民共和国が代表と
意見が分かれ、今回は見送り、将来的に日本に任せようと留保。
ソ連はサンフランシスコ講和条約の会議には参加したが、
同じ共産主義の中華人民共和国が招聘されなかったことを不服として
サインせず。
その後、韓国とは1965年、中国(中華人民共和国)とは1972年、ソ連とは1956年に
国交樹立してますが、国交樹立を優先した為に、
領土問題は棚上げになってます(いわゆる灰色決着)。
民主主義とは極論すれば多数決で決まるものですので、
世界各国がサインしてる以上それに従って欲しいですが、
韓国、中国、ロシアはどこもそういうのを気にもとめませんから、
今後もずっと続きそうですね。

