マルセイユを訪れたマクロン大統領は月曜日、2027年までに優先地区において、小学校の幼稚部にあたる、3~5歳の児童が通うマテルネル(maternelle)の受け入れ年齢を、2歳に引き下げることを発表。

 

 

また中学校(collèges)においても、受け入れ時間を最低でも午前8時から午後6時までに延長する、と。

 

導入開始時期は明らかにされていないものの、導入地区はマルセイユを皮切りに、フランス全土におよぶ300の優先地区へと2027年までに拡大を予定。

 

「問題を抱える地区(les quartiers sensibles*)において、保護者が望むのであれば、マテルネルの受け入れ年齢を2歳からに引き下げる」という大統領は、「不平等の問題は、学校から帰宅した後、家にいる間に発生する」と説明。

 

*les quartiers sensibles:公営住宅の多い、失業率の高い、高卒者の少ない、というような問題を抱える地区。直訳は「敏感な地区」。

 

導入が開始されれば、フランス全土で2歳児がマテルネルで受け入れられるようになるものの、最終的な判断は小学校を運営する市町村の役場が委ねられ、子供たちが快適に過ごせる許容人数の範囲内で、ということに。

 

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例えば、家にコンピューターやタブレットがある家庭とない家庭がある。そういったところから、学校から帰宅した後の「不平等」が始まる、という話ですよね。家族構成を初め、家庭環境も異なるでしょうし。

 

一方で、学校にそんなに依存して大丈夫か?という不安も。十分な人員を配備する必要がありますよね。

 

 

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