フランスの観光名所は、城、国立公園、美術館、そして遺跡と、バラエティーに富むところ。そんな名所を、県ごとにご紹介。
フランス本土96県、県番号40番は、フランス南西部のランド県(Landes)。ここに広がるのは、ヨーロッパ最大の松林であるランドの森(Forêt des Landes)。生息するのは、フランスカイガンショウ(仏蘭西海岸松)と呼ばれる種類です。
すでに一部は2000年前から森林で、このフランスカイガンショウが繁殖。一方でその大部分は、羊飼いが住む農業地帯だったものの、海岸砂丘の伸長が激しく、村の教会が埋まってしまったほど。
この伸長を食い止めるべく、すでに土地に馴染んでいるフランスカイガンショウの苗が植えられたのが、今や100万ヘクタールに達する大森林地帯の始まり。また植林は、土地を浄化するということで、促進に拍車がかかりました。
19世後半に植えられた松は、20世紀初頭に成木となり、松脂の樹皮抽出が盛んに。しかし、しばしば森林火災に見舞われ、1949年の大火では50%の松が煙で枯れたことを受け、直線状に松を再植樹。火事の延焼防止と、消防隊員の出入りを可能にすべく、防火線も配置されました。
松脂の需要衰退から、松林の産業は製紙に転換。紙の原料となるべく、大きな木材加工工場が設立されて現在に至ります。
一帯はランド・ド・ガスコーニュ(Landes de Gascogne)という自然公園になっており、各町でウォーキング、サイクリング、そしてカヌーが楽しめるところ。
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森の歴史が、県の歴史。北はボルドーのあるジロンド県から、大西洋岸沿いに広がる砂丘を眺めつつ、ランド県へ南下するのがお勧めです!!
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