スペイン北東端の町は、オンダリビア(Hondarribia)。バスク語で「砂の浅瀬」を意味するこの町は、その名の通り大西洋に注ぐビダソア川の浅瀬に面し、フランスとの戦いでは重要な戦略要所に。


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旧市街地は壁で囲まれた要塞都市が今でも残り、包囲戦の経験を今に伝えるもの。オンダリビアの歴史は銅器、青銅器時代に遡るものの、この要塞が建設され都市が形成されたのはルネッサンス期(14-17世紀)ということ。


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まずは要塞都市の入り口、サンタ・マリア門から中へ。1694年当初の紋章を携えたこの門にはその昔、跳ね橋が備えられ、守衛所、チャペルも併設されていたそうな。


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門の左側に見える要塞の突角部は、16世紀に建てられたサンタ・マリア稜堡(bastian)。大砲による攻撃の死角をなくすために考案されたものであり、16~18世紀のヨーロッパで発達。中世の歴史は、戦争の歴史であったことを思い知らされます。。。


Hondarribia, Spain

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