タバコ消費量の削減、ヨーロッパの平均数に達する十分なMRIスキャナーの設置、そしてMRIや専門医の予約待ち期間の短縮など、フランスのがん治療に対する2009年から1012年までの4年計画が、どれも失敗に終わっていることが明らかに。


特にフランスにおいてがん死亡率の25%が喫煙によるものとされる中、この4年間で女性と失業者の喫煙率が上昇するという事態が。これはタバコ消費量の削減という目標から、はなはだしく後退した結果です。


MRIスキャナーの数は10万人に10.1台というフランスでは、スキャンの予約待ちに平均30日ほど要するということ。一方デンマークやドイツは10万人に30台という割合で、フランスでも2010年までに、予約待ちを15日に短縮できるようにスキャナーを増やすことを目指しましたが失敗に。


オランド大統領は昨年末、この計画の60%を今年末までに達成することを約束しましたが、果たしてどれだけ効果が上がるでしょうか?