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小学生か中学生くらいになった夢を見ました。
シーンは、キーボードを使って演奏をする授業。
僕は、音楽があまり得意ではなく、小学校の時にピアノに通っていたのですが、うまく弾けないので、半年ぐらいで辞めてしまった覚えがあります。
そんな僕が、結構楽しめながら、キーボードの演奏をしていたところ、あるキーを押したことで、大きな音がしばらく続いて、クラスに迷惑をかけた風でした。
そこに、先生がやってきて、こう言いました。
「君は今、クラスに迷惑をかけた。しかも、君のキーボードは、君の事情で、余分なお金がかかっている。
だから、今期の君の音楽の成績には、減点が確実にあると思ってくれ」
「えーっ!」
と思った同時に、「減点される」という言葉に、一瞬萎縮した自分がいました。
で、思い直して、先生にこう言いました。
「先生、今の話に違和感を感じます」
そして、クラスメイトに向かって
「違和感を感じる人、手を挙げてくれる?」
7割くらいの人から手が挙がりました。
「まず、楽しく演奏していて、たまたま楽器の状態がおかしくなってことで、減点、なんて言われたら、これから楽しく演奏することができなくなります。それって、音楽じゃないですよね。このクラスでは、一体何を教えようとしているのでしょうか?」
「そして、「僕の事情で余分なお金がかかっている」という点。
障害者など、世の中のマイノリティの人はマイノリティだから、マジョリティのスタンダード規格では、合わないのが普通です。
だから、マイノリティのための器具や施設は、自ずとコストがかかる。
それを「減点だ」というのは、おかしな話ですよね」
その場に二人いた、若い教師たちの顔がこわばっていました。
僕は、いろいろなことを経験してきた大人だから、このようなことが言えます。
まだ未成熟な、こどもたちは、このような不条理を受け入れざるを得ない。
しかし、実のところは、会社や社会の中で散見されるこのような不条理に、凛とした対応ができない大人もたくさんいるのが、日本の現状です。
このようなことに違和感を感じ、違和感の理由を述べることができるようになるのが、本当の教育ではないかと思います。
思い起こせば、こどもの頃から、こういった不条理と戦って、先生や、部活の先輩や、会社の先輩、上司などに疎ましがられたことをたくさん経験してきました。
でも、今は、そんな経験をしてきた自分を誇りに思います。
来月は、新潟県の公立高校に、講演に招かれています。
「凛としたたくましさ」
このことについても、高校生たちに伝えてきたいと思います。
あなたは力です。
力の結晶です。