あーーーー!
欲求不満!!




まずは、叫んでみました^^




突然ですが、

欲求不満耐性

をご存知ですか?



欲求不満耐性とは、
欲求がうまくいかなかったり、

阻止されたときに生じる
欲求不満(心理的緊張)に
耐える力のこと。



たとえば、

うお〜!腹がたつ!
ぶっとばしてやる!




あまみ悠 女性起業 心理



と思っても....

即、行動に移しませんよね?あせる




しかし、欲求不満耐性が低いと
”ガマン”の閾値も少ないのです。


キレる、暴力で訴える、
人間関係を壊すなど、
不適応な行動を取ってしまいます。


新しいことを学んだり
鍛錬する際にも、
フラストレーションはあるのですが

こちらも耐え難く感じるので、

学校や会社を
すぐにやめてしまったり、

長続きしない、
なんてことが起こります。



ちなみに、

この欲求不満耐性は
ドイツの心理学者S.ローゼンツヴァイクに
よって定義された

「不適応な反応様式に
 うったえることなしに、
 フラストレーションに
 耐えうる個人的能力」


という概念です。





この欲求不満耐性は
どのようにして起こるのでしょうか。



それには
3つの要因が考えられます。


1.セルフイメージ

2.自己中心性

3.生育環境のモデル



です。



どういうことなのか、
ひとつづつ
説明していきますね^^




まず、セルフイメージ

こちらは、

子どものころに周りから愛されて
自分は愛されるべき存在なのだと

肯定的なセルフイメージを
持てるかどうかです。


肯定的なセルフイメージを
持つ人は怒りに支配される可能性は
持っていない人よりも低いのです。




ふたつめの
自己中心性とは


幼少時に、
過度な欲求(わがまま)は
とおらないこともある、

という経験をすることで、

自己中心的な部分が
現実と適応して育つという
際に使われます。


つまり、ここでいう
自己中心性が高いということは

過度な欲求がとおると
勘違いしている
可能性があるということ。



本人はまだしも周囲の人は
それじゃ困りますよね(><)




そして、
3つめの生育環境のモデル


こちらはモデルとなる大人の存在です。



欲求不満耐性は
2、3歳頃の自立心が強くなる
状態から始まるといいます。


人の脳は9割が6歳までに発達し
あとはそれらをベースに成長しますので

その時期に関わる大人の姿を
モデルとして
形成されるともいわれています。



ですので、モデルとなる大人が
不適応な反応をしていると、

それを知らず知らずに
モデリングします。

たとえば、

・攻撃的反応

欲求不満を生じさせた対象に
攻撃を与えようとする。

なぐる、ける、悪口、告げ口、
八つ当たり、自責・自殺など。


・退行的反応

実際の年齢より子ども返りすることで
不安を解消しようとする。

一時的な幼児言動・行動、引きこもりなど。


・固着的反応

問題解決には直接関係のない言動を
持続する。

頑固になる、聞かない、動かないなど。


などなど。


そちらを学び取って
しまう可能性があるのです。





このように
欲求不満耐性が低いと

人間関係が困難になり、
決めたことを続けるのが
難しくなってしまいます。



なによりもストレスが多い
人生になりますよね(><)



もしも、あなたやあなたの家族が
欲求不満耐性が少ないなと思ったら

・セルフイメージ

・過度な欲求への対処

・不適応な反応様式

を見直して、



自尊感情を高める、

認知を見直す、

新たなモデルを得る

ことを意識してみてください。




欲求不満耐性は
学習により高めることが
できるといいます。


まずは知ることから始めて
よりよい人生を創っていきましょう。