こんにちは!
ライフブリッジの堀岡です。
コンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパンが、インバウンドのお客様の消費を拡大しようと、一部の商品名に英語を取り入れるというニュースを読みました。
パッケージには、すでに英語がちいさーく併記されてましたが、
パッと見てわかるように、
「わさびめし」のおにぎりを「WASABIめし」
「抹茶」を「Matcha」へ 等々……表記していくんだとか。
おにぎりは、パッケージに写真があっても、
梅干し、こんぶ、シーチキン…と、外国人にはなじみがなく
写真からはわからない具材も多いし、
英語もかなり小さくて読みづらい……
大きなアルファベットは外国人にはありがたいと思います。
観光庁の調査によると、日本に来る外国人が一番期待していることはーー
「日本食を食べること」
さらに、最も満足した食べ物はーー
1) 肉料理
2) ラーメン
3) 寿司 という結果です。
インバウンド研修でも、これをクイズ形式にして
参加者の皆さんにトップ3をあてていただきます。
すると、たいていは、寿司、ラーメンのほかに、天ぷら、そば、しゃぶしゃぶ、お好み焼き……といった料理があがります。
しかし、先日行った研修では、意外な答えがあがりました。
それは……
コンビニ食!!
この日の研修先は、大手ホテルチェーンの支配人の方々。
宿泊者の半数以上がインバウンドのお客様というだけあって、さすが、リアルな旅行者のニーズをご存じだと感心しました!
私たち日本人が「日本食」で連想する料理といえば、
上であげたような、寿司、天ぷら、すき焼き…… でしょう。
しかし、外国人旅行者にとっては、
「コンビニ食」も
デパ地下のカラフルな「お弁当」も立派な「日本食」。
そして人気があります!
都内のイートインスペースのあるデパ地下では、そのほとんどが外国人の旅行者ということも……。
残念ながら、観光庁の調査回答には「コンビニ食」は入っていません。
しかし、私たちには、日本食という意識さえなかった「日常の当たり前のごはん」が、外国人にはれっきとした「特別な、ここでしか食べられない食事」となりえる ーー
インバウンドのお客様と接するときに忘れてはならない視点かな、と思います。