BBC news Japan (2020.6.17)より

最近Facebookに、Bobへのメッセージが沢山投稿されている。

miss you Bob...R.I.P.

え⁈ ボブ死んじゃったの？あのボブ？

その昔 A street cat named Bobという映画を観たことがある。

野良猫がアパートに入り込んで来て、薬物依存症リカバリー中の男性に飼われることになり、その男性の人生を大きく変えていく物語。実話に基づいたストーリー。

調べてみると、亡くなったのは2020年、もう3年も経っている。知らなかった。

少なくとも14歳くらい。平均寿命4～5年という野良猫よりうんと長生きできたんだね。ということは、Jamesに出会った時（2007年）Bobは4歳くらいだったことになる。

Jamesは5冊くらいBobとの生活について本を書いているらしい。そして、映画も2本制作されている。両方とも、Bob自身が主役を演じている。とても穏やかで優しい猫に見える。まだ2歳半ちょっととは言え、ワンパク坊主のチャロとは大違い。

同じ茶トラなんだけどな。Bobはショートヘア、チャロはロングヘア。アメショーか何かの血が混じっているのか。けれど毛並みは明らかに茶トラ。

イギリス英語ではgingerというらしい。ジンジャーていう名前でもよかったかな。

BBC news Japan (2020.6.17)より

この映画のせいかな。肩に乗せたり、リード付けたりして、チャロと一緒に散歩したいとずっと思っていた。だけど、なるべく自由にさせたいという思いと、チャロ自身が猛烈に嫌がることもあって、首輪もハーネスもつけることなく今まで来てしまったら、断固として拒否するようになってしまった。

すごく外に出たがるので、ハーネスさえ受け入れてくれたらベランダくらい出してあげれるのに。仕方ない。

とにかく、また映画を観たくなって、Amazonで2本とも観てしまった。

いろんな場面で目頭が熱くなる。うるうるする。そしてチャロを探して抱きしめる。

その存在の大きさをあらためて噛みしめる。

Jamesは、Bobが毎朝起き上がる理由を与えてくれて、薬物依存症から立ち直る支えになってくれて、自分の命を救ってくれたと述べている。その大きな存在がこの世からいなくなってしまった今、Jamesの心境はいかばかりか。考えただけでも胸が痛くなる。とてもご縁のある出会いをしたとはいえ、チャロに命を救われたわけではない。けれど、チャロがいない暮らしはもう想像できない。

思わず、Bobの分も思い切り生きようね！と言ってチャロを抱きしめる。

インスタでもFacebookでも、子猫のレスキュー動画がいっぱいあがってくる。どれもつい見ちゃうから。そして、またチャロを探しては抱きしめる。

もし、見捨てられた子猫に出会ったら連れて帰ってしまうかもな～。

ボブという名の猫 (a street cat named Bob)

ボブという名の猫　(a street cat named Bob)