チャロはとにかく拘束されることが嫌い。

首輪、ハーネス、被り物、キャリーなどなど。


そんな彼が去勢手術をしたのは生まれて半年ちょっと経った頃。室内猫なので、どうしても必要ではなかったけど、マーキング行為をするようになるので手術はした方がよいと言われてすることにした。


傷を舐めないようにするための術後服を用意した。念のためエリザベスカラーも。猫は自分でグルーミングするから比較的清潔だが、口の中はバイ菌だらけらしい。だから傷口を舐めちゃうとそこからバイ菌が入って化膿しちゃったりするみたい。


採寸して注文したにも拘らず、オンラインショップで手に入れた服は小さすぎて着せられなかった。カラーはサイズに関係なくもっとダメだろうと思った。試してみたら案の定、嫌がる嫌がる。

ところが、2度目に試した時は、どういう訳か大人しく受け入れてくれたのだ。ここぞという時は、何故かちゃんと期待通りにしてくれる。


本人のためとは言え、餌を食べるたびに引っ掛かり、歩いてると壁の角っこにぶつかり、なんとも不憫。最初のうちは辛そうだったけど、慣れるもので、しばらくするとおもちゃで遊んだり走り回ったりするようになった。さすが我が子、たくましい(親バカ〜)。


すごく長い期間(3週間くらい)だったような気がしたけど、カレンダーで確認したらたった1週間だった。それでも可哀想でたまらなかったなぁ。


チャロは我が子同然。子育ての経験はないが、少しは親としての喜びや心配を体験させてもらっている。具合が悪いと心配でどうしていいかわからず先輩猫ママにSOSしたり、可愛くて毎日写真を何枚も撮って友人たちに送ったり、自分にこんな一面があるとは。。。


チャロとの出会いは、タイミングにしても流れにしても、ご縁としか思えない。来るべくして私の元に来てくれたのだなと思う。ありがとう。